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映画ジャーナル<ビーグル・ザ・ムービー>

【映画】『ドラキュラ ZERO』レビュー ※ネタバレページあり

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■ストーリー、後半■ ネタバレあり

洞窟に潜んでいた怪物とはローマ皇帝カリグラが悪魔と契約した姿であり、彼の血をブラドが飲む事で、ブラドもまたドラキュラとしての力を得る事ができるという。しかしその代わり、ドラキュラは人間の血を激しく欲することを運命付けられていた。

それでも迫り来るオスマン帝国の兵力に対抗するため、ブラドは吸血鬼の血を飲み干す。すると彼は遥か彼方まで見渡す視力や、全ての音を聞き分ける聴力など、人間ではありえないほどの力を実感する。そして王国を攻め入っていた帝国軍1000名をその力で全滅させる。続く追手も、兵士一人一人を木に突き刺す残虐さで退けたブラドは、民衆を山奥の修道院へと誘導する。その道のりで、ブラドは妻と一緒にいる時にも、彼女の血を激しく欲するようになってしまう。そして太陽の光を避け、銀は彼の体を焦がした。その姿を妻に打ち合えたブラドだったが、妻はブラドへの普遍の愛を誓う。

そして修道院に逃げ込んだブラドら一行だったが、彼の異常な行動にひとりの修道士が悪魔の姿を重ね見る。これまで王として民衆を率いていたはずのブラドは一瞬にして悪魔扱いされ、そのことに激高したブラドは自分の民衆に対しこれまで取ったことのないような強圧的な態度を見せる。その姿を妻や子に見られてしまったことで、我に返るも、ちょうどその時、帝国の大群が修道院の前まで押し寄せていた。

夜明けの直前にしたなかでひとり大群に向かうブラドだったが、その隙に修道院に紛れ込んだ帝国軍兵士が息子を攫い、そして妻を急峻な谷底へ突き落としてしまう。コウモリとなって妻を助けようとするも、日が差すなかで力が思うように発揮できず、妻を目の前で落下させてしまう。瀕死状態となった妻だったが、ブラドの秘密を知る彼女は自分の血を飲むように勧める。そうすることで圧倒的な力を得て、息子を取り返して欲しいと後願されたブラドは、激しい苦悩のなか彼女の首筋に己の歯を突き立てる。

その頃、すでに民衆は帝国軍に殲滅されていた。怒りに燃えるブラドは、まだかすかに息のある民衆たちに尋ねる。「敵が憎いか、復讐したいか」と。そして頷く民衆に自らの血を与えるのだった。

吸血鬼と化したブラドとその民衆は、あっという間に帝国軍を皆殺しにしていく。そして息子を取り返すためにメフメト2世と対峙したブラドだったが、メフメトはブラドの正体を見破っており、銀で出来た防具を身につけ、あたり一面に銀貨を敷き詰めた部屋でブラドと戦う。厳しい形勢のなかでも、息子への深い愛情を後押しに、とうとうメフメト2世を仕留める事に成功する。そして息子を連れ立って外へ出たブラドを待っていたのは、血に飢えた吸血鬼の群れだった。ただ血を求める吸血鬼と化した民衆は最後のひとりの人間となったブラドの息子にまで手を出そうとする。しかしそこに十字架を携えた修道士が現れる。すべてを見抜いていた彼はブラドに息子を渡すように進言。愛する者のためにヴァンパイアとなったブラドは、そのせいで息子とは一緒にいられなくなってしまうのだった。

そして時は流れ、現代。現代の衣装を身にまとったブラドは街中で亡き妻にそっくりな女性と出くわし。そして彼女と親しくなり、とも歩きだしたふたりを見つめる一人の古老。それはブラドに血を分け与えたヴァンパイアのカリグラだった。そして彼は呟く。「まだゲームは終わっていない」と。

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ということで『ドラキュラ ZERO』のネタバレありのレビューでした。続編の企画も既にあるようで、今後のレジェンダリー・ピクチャーズの展開に期待を抱かせる一作となったことは間違いありません。ソフトバンクが株式の一部を取得した事で日本でも話題になりましたが、今のところマーベル=ディズニー一強状態の大作映画界において、レジェンダリーが台風の目となりうるのか、個人的には多いに期待しています。

日本公開は2014年10月31日。レジェンダリーの野望を是非ご覧下さい。

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