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【映画】『アナと雪の女王/Frozen』レビュー ※後半にネタバレあり

Disney frozen elsa wide

 季節が夏のはずが、エルサの力の影響で氷に閉ざされたままの王国。そこからエルサを救うために出発したアナは、途中でトナカイを相棒とするクリストフと出会い、またエルサによって魂を吹き込まれた雪玉男のオラフとも出会います。そしてアナは彼らの助けによってエルサの力で山奥に建てられた氷のお城に到着します。
 しかしエルサはアナの説得には応じず、逆に彼女をまた自分の力で傷つけてしまいます。アナたちは何とかエルサのお城から逃げるも、アナの髪の毛は白く凍り付いてしまいました。体も弱っていくアナを、クリストフは森の友人であるトロールがいるところに連れて行きます。そこでトロールの王に治してもらおうとするのですが、アナの心は凍ろうとしておりそれを溶かすことができるのものはたったひとつだけ、それは真実の愛のみであると言います。
 アナの真実の愛の相手がハンス王子だと信じる二人は急いで彼のいるお城まで戻ります。一方、 ハンス王子はアナを心配してかエルサのお城に向かっており、そこで彼らはエルサを捕らえてお城に戻ります。
 そこで再会したアナとハンス王子。これでアナの凍りかけの心も溶かされると思いきや、実はハンス王子はこの混乱を利用して王国を乗っ取ろうと悪巧みをしており、実はアナのことなど愛していないことがわかります。真実の愛を見つけられなかったアナの心は凍りかけ、もう身動きさえとれないほど弱ってしまいました。
 ひとり森に帰っていったクリストフは途中で自分がアナを愛していることに気がつきます。ハンスに裏切られながらもクリストフを探すアナ、そのアナを探すクリストフ、そしてハンスからアナがもう死んだことを知らされるエルサ、そしてハンスの4人は、嵐の中で出会います。そのとき、ハンスはまさにエルサを殺そうとするときでした。アナの目の前にはクリストフがいます。彼に抱きしめられればアナの凍った心は溶かされるはず。それでもアナはクリストフの方へは向かわずに今まさにハンスがエルサに振り下ろそうとする剣の盾になります。そしてとうとう完全に凍ってしまうアナ。
 しかしどうでしょうか、アナの体は徐々に溶け出していきます。アナの真実の愛とはハンス王子とのものでもなければ、クリストフとのものでもない、そう、アナのエルサへの想いこそが、実は本当の愛の姿だったのです。またエルサも愛こそが自分の力を制御する方法だったことを知ります。
 王女としてお城に戻ったエルサはもう昔のように閉じこもった彼女ではありません。二人はまた仲のよかった以前の姉妹に戻りました。
 そしてお城を包んでいた冬は終わって、夏がやってきました。

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 ということで、さすがに30過ぎの男の一人鑑賞はちと恥ずかしかったですが、そんなことも忘れるくらいにいい映画でした。お子さんがおられる方は是非一緒に鑑賞してみてください。子供の頃にこのような良質な映画に触れることはとてもいい経験になると思いますよ。ということで万人におすすめです。

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 14 )
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  1. 初めまして。突然のコメントで失礼します。今日本作を鑑賞し、他の方の感想を探していてこちらにたどり着きました。
    レビューに一字一句同意です。正直エルサのキャラクターは、イディナということでどうしてもWICKEDのエルファバを思い出してしまうのですが、それ以上にきちんとミュージカルとしての作品構成と、なによりもオチに非常に感心しました(このままクリストフとハッピーエンドで終わるだけだったらいやだなあと思っていたので)。
    クレジットを見ていてジョン・ラセターの名前を見たとき、なるほどと思ったものでした。

    • りんさん、はじめまして。コメント、ありがとうございます。
      この映画の、特にオープニングの回想シーンにはピクサー(=ラセター)の影響が強く感じられますね。
      王子がフェイクで、本命は、、、というベタベタな流れや、『真実の愛』とかが出てきたときは大丈夫か?と心配しました。
      それでも最後のまとめかたはさすがの一言。周りで見ていた子供たちも拍手してました(笑)。
      個人的には中盤の『Let it go』のシーンが最高でした。あれを子供向け映画でやってしまうのはすごいですよね。
      日本公開は来年ですがまた観てみたいです。

  2. 突然のコメント失礼します。

    昨日、本作をみたところです。
    あなたの感想と文章が素晴らしく
    コメントを残したくなりました。

    この作品、従来のお姫様物語とは全然違いますよね。
    いろんな人に見て欲しいとおもいました。

    • アルナさん、コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、これまでのお姫様映画とは違いますよね。
      まったく心憎い演出です。
      実は本作は去年の年末に海外では公開されており、かなり盛り上がっていました。
      今後、隠しキャラなどについても記事にしていきますので、また寄ってみてください。

  3. おいらはアナのグーパンチとオラフの結末がとても好きだったりします(*^^*)

    • オラフさん、コメントありがとうございます。
      この映画では、オラフさんの、存在としての悲しみが、生きることの喜びで打ち消されていくところが本当に泣かせますよね。
      日本はこれから春になって温かくなりますので、くれぐれも体調管理に気をつけてください。

  4. 初めまして。昨日四歳の息子と見に行きました。が、ノースマウンテンに向かう途中の狼から逃げるシーンで怖いよーと泣きつかれ、映画館を後にしてきまして、そのあとどうなったのか気になっていました。
    とても分かりやすい文章とあらすじで、納得。
    真実の愛。そうだったのですね。ありがとうございました

    • ぱきこさん、コメントありがとうございます。
      息子さんは感受性豊かなんですね。スピルバーグも幼少の頃ディズニー映画の『白雪姫』のワンシーンで泣き出して1人で眠れなくなったことがあるそうです。きっと大人にはわからないことを感じ取っているんですよ。
      DVDで家で見ればきっと気に入ってくれると思いますので、また一緒に観てください。

  5. 初めまして!素晴らしいレビューですね。まさに大共感、深くうなずきながら読ませていただきました。
    私も昨日、アナと雪の女王を見てきて、あまりの素晴らしさに衝撃を受けました。
    ちょうど、妹と姉妹で観に行ったのでいろいろと感情移入でき、
    本当に、大人の女性にはエルサの気持ちが痛い程よくわかり
    自立して行く女性の悩みや苦悩、潔さに胸が締め付けられて、涙涙でした。
    「ありのままの自分で行こう」というエルサの決断の主題歌は、胸にささるものがありました。
    ストレートな歌詞の日本字幕と吹き替えではまた違ってそこも興味深いですね。
    ジョン・ラセターの映画の作り方は私も心から尊敬しています。多層に受けいれられる制作。なるほど!
    たしかに
    今回の真の愛は家族やきょうだいの愛という
    確かに「不動の真実」が新鮮で嬉しかったですね。最後にまさかの大どんでんがえし!
    私もそういうふうにブログに書きたかったんですがなかなかw
    素晴らしいレビュー、脱帽です。本当にすっきりしました。妹にも教えてあげました。ありがとうございました♪
    ゚+。(o’д’ノノ゙☆パチパチパチ。+゚

    • anyworksさん、コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、子供向け映画と思わせておいて、実は大人に向けたメッセージとなっているのは素晴らしいですね。
      それに姉妹での鑑賞となれば、また特別な感動があるんだと思います。
      時々、映画のレビューも書いているので、またブログに遊びにきてください。
      感情のこもったコメントにこちらも脱帽です。

  6. By みはるっち

    こんにちわ!
    突然のコメ失礼致します。

    本日、娘と息子と映画をみてきました。

    実は、もともとこの映画を観に行くつもりはなく…たまたま、『Let It Go』が評判だと聞きYouTubeでみて。そして、たまたまこちらのサイトに辿り着き、あらすじを読み…そして、お子さんがおられる方は是非一緒に鑑賞して下さいの言葉に推され、行ってきました☆
    ありがとうございました!映画、観に行ってよかったです!
    そして、あなたの書いた、あらすじを読み、また感動して泣けてきてしまいました。
    本当同感です!
    素敵なレビューありがとうございました!

    • みはるっちさん、コメントありがとうございます。
      この映画には、笑いどころも、ドキドキ感も、泣きどころもあって、映画の素晴らしさを実感させられました。
      きっとお子さんにとっては大人以上に特別な経験になるんじゃないかなと思います。
      また、子供のために観に行ったはずの大人の方ががハマってしまう現象は世界中で起きているようです。
      このレビューが鑑賞のきっかけとなったのなら、私も本当に嬉しいです。

  7.  お正月に別の映画の予告編としてこの作品を知ってから、ぜひ観なくてはと思ってました。
     家内と成人をかなりすぎた次男とで観に行きました。
     大当たりの出来に心から楽しめました。

     その時に、私の隣に座ってた6歳ぐらいの姉妹の反応がすごく微笑ましかったことが印象的でした。
     はらはらして身を乗り出したり、オラフやトナカイの様子に大はしゃぎしたり、
     帰り支度をしながら 「 おねえちゃん、アナかわいかったね! 」 と
    にこにこ帰っていきました。

     良い映画でした。

    • ポン太さん、コメントありがとうございます。
      私が見た時も小さなお子さんたちのはしゃっぎぷりがすごかったです(笑)。
      最後のオチの部分ではみんなが拍手喝采でした。
      こういった映画は子供の反応が全てを物語りますね。

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