【映画】2014年版『ゴジラ』レビュー ※ネタバレ(ストーリー解説)あり

・ストーリー、3、(後半から結末のネタバレ部分)

ハワイで激突したゴジラとムトーは、そこでは決着がつかずにムトーはさらに東に飛び立ち、ゴジラもそれを追って海洋を横断しはじめる。ゴジラの追跡を開始した米軍に同行する芹沢博士は、ゴジラがムトーは狩ろう(ハンティング)としており、ムトーが発する信号を察知していると考える。では、一体ムトーは何と交信しているのか?

その時、芹沢博士らはムトーが目指しているのはネバタ州の核廃棄物保管所ではないかという懸念に襲われる。そして急遽チームを現場に派遣すると、すでに襲撃された後だった。そこから西のラスベガスに向かっているのは、ジャンジラで復活したムトーより巨大で羽のないムトーのメスであり、どうやらつがいのムトーが互いに連絡を取り合っていることがわかった。ラスベガスを破壊し尽くしたメスのムトーは、そのままサンフランシスコに向かっていた。

なす術無く経緯を見守っていた米軍はとうとうサンフランシスコ海洋上に時限式の核爆弾を設置し、それにおびき寄せられたムトー、そしてムトーを追って来たゴジラ共々抹殺するミッションを開始する。1954年のビキニ環礁の失敗を知る芹沢博士は反対するも、より強力な核の使用を明言。ゴジラに運命を託そうとする博士の想いは通じなかった。市民を守るためには仕方のない作戦だと語る提督に対し、芹沢博士は父親のものだったという懐中時計を手渡す。それは1945年8月6日8時15分、つまりヒロシマへの原爆投下の瞬間から止まったままの時計だった。提督は逡巡の表情を浮かべるも、その決定は実行に移されようとしていた。

ムトー及びゴジラ抹殺のための核弾頭をサンフランシスコに運ぶ任務に志願したフォードだったが、その途中にムトーの襲撃を受けて、核弾頭の一つは奪われ、何とか生き残ったフォードと一発の弾頭が回収され、作戦は続行される。そしてとうとう西海岸に避難指示が発せられる。しかし海上に移された最後の核弾頭も、飛来したオスのムトーにより奪われてしまい、とうとうサンフランシスコの真ん中でオスとメスのムトーが再会する。そしてメスのムトーによって街中に産みつけられた卵のエネルギーとして保管されていた核弾頭の時限装置はすでに作動しており、このままではサンフランシスコが第二のヒロシマになることが時間の問題となった。

そして最終決戦の地はサンフランシスコ・オークランド。子孫を残すという本能に忠実なつがいのムトーと、それらを追うゴジラ、そして核による過ちを繰り返そうとする人類がとうとう交差する。

オークランドに上陸したゴジラは米軍の攻撃などモノともせずに進撃。オスのムトーと再び激突するも大きさで勝るゴジラが圧倒する。しかしすぐさま巨大なメスのムトーも参戦。ゴジラは劣勢となる。

一方、フォードら米軍の兵士はムトーに奪われた核弾頭奪還のために空から怪獣たちの決闘場と化したサンフランシスコに降り立つ。ムトーの卵のなかから核弾頭を取り出すことに成功するも、時限装置の停止が不可能とわかると兵士らは弾頭を海洋上に移動させることを決定。そしてフォードは今まさに孵ろうとしていた無数のムトーの卵を焼き払う。

ゴジラを追い込んでいた2体のムトーは、卵が焼かれているのに気がつき舞い戻る。そして隙が出来たムトーを見逃さなかったゴジラは、背びれを青白く光らせた後、必殺の放射熱線を口から放射。そして突進してきたオスのムトー目がけて、どんぴしゃのタイミングで尻尾による打撃を繰り出す。これによりオスのムトーが絶命するも、ゴジラもその衝撃で崩れたビルの下敷きになり倒れ込んでしまう。どうやらゴジラは放射熱線の使用のために体内のエネルギーを著しく消費してしまったらしい。

卵を焼き払われて激高するメスのムトーは、運び出されようとする核弾頭を載せた船に目がけて突進するも、米兵も身を呈した反撃で応戦する。その隙に、フォードは船を発進するが、とうとうムトーに発見されてしまう。愛する家族が残されたサンフランシスコを核爆発から守るため、フォードは最後のあがきでピストル一つの応戦を試みる。

その時、ムトーの動きが止まった。

その背後に立っていたのは、ゴジラだった。

響き渡る咆哮のなか、ムトーの口を前足で押し広げ、そのなかに最後の力を振り絞った放射熱線を照射。因縁のムトーを葬り去り全てを終わらせたゴジラも、その場で力尽き、崩れ落ちていった。そして核弾頭とフォードを乗せた船は海洋上を進行、フォードがヘリコプターから無事に助け出された直後、時限装置が作動し核弾頭は海の上で爆発した。

全てが破壊されたサンフランシスコでは建物に閉じ込められた人々の救出活動が行われており、生存者はスタジアムに収容されていた。そこでフォードは息子とともにいた。そして突然走り出した息子の先にはフォードの妻がいた。再会した家族の喜びのなか、スタジアムの巨大なスクリーンを観ていた人々から突然悲鳴があがる。そこには死んだと思われていたゴジラが復活し、海に向かって歩いていく姿が映し出されていた。スクリーンには「King of Monster. Savior of our city?/怪獣王、この街の救世主なのか?」の文字。

そして満足そうな表情を浮かべる芹沢博士に見送られながら、ゴジラは海へと戻っていった。

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・最後に管理人より

このような詳細なストーリー解説を行うことは無粋であり、特にネタバレに敏感な日本にあっては好ましくないエントリーなのかもしれませんが、日本から海を渡った『ゴジラ』が世界公開より二ヶ月も遅れて公開されるという事態には、一ファンとして考えるところがあります。公開前から海外のサイトを中心にして最新情報をこのサイト内でお伝えしてきましたが、各国のファンは皆この5月中旬に盛り上がりの絶頂を共有しました。海外の掲示板には英語だけではない様々な言語で感想が寄せられており、その多くは賛辞で占められています。そして当たり前のように「本多猪四郎」や「円谷英二」や「田中友幸」の名前が書き込まれています。そこに日本人が参加できないという状況は悲しいものです。

推測するに、『ゴジラ』は夏休みだ、という業界内判断が影響したのでしょうが、この映画を子供向け作品と判断した日本の映画関係者とはおそらく『ゴジラ』に熱狂した経験もなければ、怪獣映画は子供の遊び程度にしか考えていない方々なのではないでしょうか。

そして日本の観客は世界から取り残されていってしまうのでしょうか。

このような状況を憂慮しつつ、1万字弱のクソ長い文章を締めさせていただきます。とにかく劇場の大きなスクリーンで、観てください。

追伸;言い忘れましたが、I-MAX3D(2回)と通常版3D(1回)、通常版2D(2回)を見比べた結果、I-MAX3Dを強く推奨します。3D効果はそれほどでもないですが、音響は大切ですので東京の方は、日本橋TOHO(東宝)シネマズがいいかもしれません。とにかく大きなスクリーンを軽く見上げるくらいの場所から観るのが最高です。ここ重要ですよ。いいですか、軽く見上げるくらいの席ですよ。遠くから俯瞰しようなんて思わないでください。それではお疲れさまでした。

▶︎庵野秀明監督作『シン・ゴジラ』レビュー(ネタバレページあり)

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