【映画】『きっと、星のせいじゃない。/The Fault In Our Stars』レビュー ※ネタバレあり

■ストーリー、後半、※ネタバレあり

 ヘイゼルに渡された一冊の本はガスにとっても特別な一冊となり、二人はメールで感想のやり取りを頻繁に行うようになる。それまでヘイゼルひとりにとっての、本の作者に会って物語の続きを聞くという夢は、行動力のあるガスが加わることで動き出すことになる。重病をかかえる人の夢を叶えてくれるNPO団体に依頼するように勧められるも、ヘイゼルはすでにディズニーランド行きのために使用済みだった。しかしガスの機転からオランダに住む作家ヴァン・ホーテンその人とメールを交わすことになったヘイゼルは、ガスが願いを肩代わりする形でアムステルダム行きを実現させる。

出発直前に突然の体調悪化に見舞われるも、とうとうヘイゼルは母親とガスの3人でオランダ行きの飛行機に乗ることになる。アムステルダムに着いたヘイゼルとガスは最高のレストランで食事を楽しみ、そしてとうとう念願のヴァン・ホーテンと面会することになる。

しかし実際に会ったヴァン・ホーテン(ウィレム・デフォー)はアル中の気難しい男で、メールのやり取りも実は秘書がやっていたことだった。二人は失望しつつも物語の続きを聞き出そうとするが、ヴァン・ホーテンは横柄な態度で続きを明かすことを拒む。怒りの中でヴァン・ホーテンの家を出た二人の後を、秘書が追いかけ、謝罪の意味も込めてアムステルダムを案内する。そして3人が向かったのはアンネ・フランクの家だった。

アンネの家にはエレベーターはなく、急峻な階段を登らなければならなく、ヘイゼルにとっては非常に過酷なものだった。しかし憧れのアムステルダム訪問をこのままの気持ちで終わらせたくないヘイゼルは気丈にも自分の足でアンネの家の屋根裏まで登ることを決意する。息を切らせながらも登りきったところで、ヘイゼルとガスは抱き合いキスをする。

とうとう特別な関係となったヘイゼルとガスだったが、翌日、ガスはヘイゼルにガンが再発しすでに全身に転移していることを告げる。

アメリカに戻った二人はこれまで以上に親密な関係を築くも、ガスの体調は悪化し続ける。そして自暴自棄になってしまったガスはガソリンスタンドで“崩れて”しまう。ヘイゼルの助けで何とか一命を取り留めるも、ガスはもう自力で歩くことも出来なくなってしまった。そしてある晩、ガスはヘイゼルを教会に誘い出す。そこではすでに光を失ったアイザックもいて、3人でガスの葬式の予行演習をすることにした。そこでヘイゼルはヴァン・ホーテンの言葉を引用し、ガスへの惜別の言葉を贈った。

そしてある晩、ガスは死んだ。

ガスの葬式に参加したヘイゼルの前に突然、ヴァン・ホーテンが現れる。

そしてヘイゼルはガスの本当の気持ちを知ることになる。

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このブログでは日本でなかなか公開されない映画を巡ってよく愚痴をこぼしているが、本作も然りで、しっかりとしたプロモーションをし夏休みに公開しておけば、若者の間でちょっとしたブームを起こすことも可能だったと思う。実際アメリカ以外の多くの国でも、原作の人気に比例してヒットを記録している。日本独自のムーブメントも大切だが、もう少し世界のエンタメに目を向てもいいのではないだろうか。

追記:本作は邦題が『きっと、星のせいじゃない。』となり、2015年2月20日の日本公開が決定しました。

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3 件のコメント

  • S.ウッドリーがオスカーノミネートは確実といわれているので
    来年になったら急いで公開されるのかもしれませんね。

    それにしても和訳書のタイトルが
    あまりにも登場人物たちの言動と正反対すぎてがっかり。
    映画もこのタイトルになってしまうのかと思うと悲しいです。

    ところでヘイゼルが「17歳とは思えないような達観した考え方」
    を持っているというふうには、私は思いませんでした。
    むしろすごく10代の子らしい、いい意味で
    非常に自分中心的な世界観の持ち主だと思います。
    あと、細かいですが、ガスは「願いを肩代わり」したわけではない。

    あらすじを書くなら、個人的な解釈による修飾語は
    省いたほうがいいと思います。

  • この映画の小説の大ファンです。

    いつ日本公開されるかと6月からずっと探していたので情報が見つかり本当に嬉しいです。

    この作品のすごいところはやっぱりちゃんと死に向き合っているところです(そうではありながらも『17才のエンディングノート』のような号泣大会で終わらない)。自分がたどる未来を直視していながら、前を向いて生きる、目的を持って生きる姿がとても読んでいて印象に残りました。

    大好きなシャイリーンが早く観たいです。
    邦題が少しマシになってくれることを祈ります。

    • shimahamaさん、コメントありがとうございます。
      この映画(原作は未読です、すみません)が30代のおっさんでもしっかりと鑑賞できるの、恋人の若い死を扱っていながらも、安易な泣き所を設定していないところですね。
      それにしても邦題にせよ、公開日にせよ、ちょっと日本の場合は残念です。
      もう海外ではDVDが出ている状態ですから。
      せっかく日本公開するなら邦題も内容に沿ったものにしてもらいたいですね。

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