【映画】『This is the End』レビュー “悪ノリ終末映画”

 セス・ローゲンの初監督作品の『This is the End』のレビューです。ジャド・アパトー周辺の連中や、ジェームス・フランコ、そして贅沢なカメオ出演陣による史上最大級の内輪でのおふざけ映画。この映画に出てくるコメディアンたちの映画が好きな方には大爆笑必至の、 “悪ノリ終末映画”でした。日本公開は未定の模様。

This Is the End

 ストーリー:LAでの生活を再開させようとして空港に降り立ったジェイ・バルチェルは親友のセス・ローゲンとの久しぶりに過ごす時間を楽しみにしていた。そして俳優として大成功したセスの家で、二人はビールを飲みマリファナを吸う、昔の日々を再現する。しかしこのまま二人で楽しむことを望むジェイに対してセスは友人のジェームス・フランコの新築ホームパーティーに招待されていることから、そこにジェイも連れ出そうとする。嫌々ながらも承諾するジェイは、そこでジェームスやジョナ・ヒル、マイケル・セラやエマ・ワトソンにリアーナと言った人気の面々と会うも、やはり気乗りしない。
 そんな中でなんとかセスを外へ連れ出したジェイはコンビニで買い物をしている最中に、大地震に襲われる。ただジェイは、その最中に青い光によって天に登っていく人々を見る。
 急いで、ジェームスの家に戻るも彼らはその騒動には気がついていなかった。笑い者にされるジェイだったが、彼らのパーティー会場もとうとう惨事に襲われる。山が燃え、地面が割れ、慌てふためく人々は徐々に地面の裂け目に落ちていってしまう。
 生き残ったセス、ジェームス、ジョナ、クレイグ、そしてジェイらはジェームスの家に逃げ込む。そこにダニー・マクブライトやエマ・ワトソンらも途中に参加し、彼らのろう城生活ははじめる。

 レビュー:この映画に出てくる俳優の多くは、ブロマンス(Bro-mance)という不細工のための恋愛映画監督のジャド・アパトーの作品の常連である。ということは他の例に漏れず、これは悪のり映画だということはすぐにわかる。しかも内容がどうやら世界の終わりを描いていると聞けば、ただでさえバカ丸出しの連中が地球の最後をいいことにバカを二乗することになるだろうことは想像するに易い。
 本作では出演陣は全て実際の俳優として出演している。まずは映画内で明かされる彼らの関係性に爆笑。ジョナ・ヒルの腹黒さはたまらない、ジェームス・フランコのセスへの愛の気持ち悪いし、ダニー・マクブライトの性格の悪さはずば抜けている。そしてそんな彼らが極限状態でどんどんと素顔を見せてくる。『マネーボール』でアカデミー賞にノミネートされたジョナは名優気取りで煙たがれ、ジェームス・フランコはセレブがやりそうな“アート講釈”をはじめる。そんなハリウッドのイヤーな部分も、彼らが関わると笑える。
 そしてそれぞれの俳優には、それぞれの“終末”が待っており、ジョナ・ヒルとジェームズ・ブランコの終わり方は最高に面白い。特にジェームズ・ブランコはこんな自分を演じて誰が特をするのか、悪のりの究極を見せてもらえる。
 この映画にレビューもへったくれもない。ただこのノリが好きか嫌いかの二択問題。ここ数年のハリウッドのコメディーシーンを引っ張って来た若手コメディアンが結集して、中身のないバカを壮大なスケールでやってみた、という映画であって、結末にさえも何の教訓もない。 出演陣のほかにもカメオ出演の豪華さも本作の楽しみのひとつ。特に終盤に登場するチャニング・テイタムには観客も凍り付いていた。本作で最も誰得だったのは彼だろう。
 とにかく難しいことは考えない。下品に、スプラッターに、腹の底から笑いたいと言う方にはオススメの映画だ。がしかし、劇中に頻繁に登場するマリファナのせいか、過激な描写のせいか、日本公開は未定の模様。これは劇場でゲラゲラ笑いながら見たい映画なのに。

  と、今回はネタバレの詳細はしません。というのも、100分ほどの時間でとにかく馬鹿げたことが次から次に起こるので、それらをいちいち紹介するのはちょっと現実的ではないかと思いまして、、、。
 とにかく頭を空っぽにして笑える最高コメディーでした。

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『This is the End』 輸入版DVDほか

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