映画『草原の実験』レビュー(ネタバレページあり)

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ストーリー、後半 ※ネタバレあり

世界の果てのような場所で、誰からも干渉されずに暮らしていた少女とその父だったが、ある夜、不吉な大雨が降るなか、軍用トラックが小屋の前に乱暴に立ち止まる。息を殺してベットの下に隠れる少女。トラックから降りてきた男たちは、皆一様に防護服にマスクという装備で、何かの数値を測るような装置を手にして、小屋の周り、そして中へと踏み込んでくる。父は裸のまま外に引きづりだされ、全身を調べ上げられた。少女の近くにも、謎の男たちの捜索がやってくるが、男たちは少女の存在に気がつかず、そのまま立ち去っていく。

その日を境に、父の健康状態は悪化していく。やがて瀕死の状態になった父を救うため、少女は空に向かって銃を撃つ。その音から馬に乗った少年が現れ、父を医者に診せることになる。

ひとりで暮らすことになった少女。馬に乗った少年は彼女と共に暮らすことを願うが、白人の少年も彼女のことを想っている。

父は家に帰ってくるも、ほどなくして死んでしまう。

そして家を出ることを決意した少女は、ひとりでトラックを運転し、それが止まると歩き出して、世界の外側を目指す。しかしあるところから、鉄条網に覆われて先に進むことができない。仕方なく、元いた小屋に帰っていく。

ある日、美しい少女を巡って、馬の少年と白人の少年は、とうとう決闘することになる。小屋から遠く離れた場所で戦った二人だったが、ボロボロになりながらも、白人の少年だけが小屋にたどり着くことに成功する。

そして美しい少女は、世界の果ての草原で、白人の少年と暮らし出した。

しかしある日、遠くの空に巨大な爆発音とともに不吉な雲が広がった。キノコ雲を伴った大爆発は、美しい草原だけでなく、小屋も、少年も、美しい少女さえも飲み込んで、すべてを破壊していった。

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ということでロシア映画『草原の実験』のネタバレレビューでした。本作は1949年に今のカザフスタンで、その地域は無人という偽りの情報のもと周辺に一切の警告がなされないままに行われた当時のソ連での初の核実験が元になっています。

90分ほどの上映時間で一瞬たりとも見逃せない、静かで美しい衝撃作。ラストの衝撃ありきの物語作りという批判も可能だとは思うが、決してラストの衝撃だけの作品でもなく、何度でも見たくなる作品。初期の宮崎駿作品のイノセンスというか処女性みたいな世界観や『パンズ・ラビリンス』のような作品が好きな人は問答無用でWOWOWで観てください。というかWOWOWさん、是非、劇場公開に向けて配給してください。これは大きなスクリーンでこそ観たい映画だし、せっかくの御社の名を冠した初の受賞作なのだから、一回の放映で終わりにするなんて悲しすぎますよ。絶対、公開希望。たぶん私の今年ベスト映画です(いや、まだわかりませんが、、)。

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関連サイト:『草原の実験』WOWOWでの放送詳細

Summary
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Reviewed Item
草原の実験
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