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映画ジャーナル<ビーグル・ザ・ムービー>

【映画】『セッション』レビュー

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ストーリー、後半 ※ネタバレあり

狂気じみたフレッチャーの指導に、周りが見えなくなっていくニーマン。それでも必死に練習を続け、それまで二番手の控えドラマーだったニーマンは、コンペティション会場でのアクシデントもあって急遽本番でドラムを叩く機会に巡り合う。そこでバンドは優勝を勝ち取り、ニーマンも自信を持つことになる。

しかしフレッチャーはそれでは終わらなかった。せっかくのニーマンの自信をフレッチャーはすぐに粉々に砕き、そのことでニーマンもまた狂気に染まっていく。そして大事な演奏会で、ニーマンは乗っていたバスの故障のため遅刻してしまう。ドラムを叩く事だけしか頭にないニーマンはレンタカーで会場まで飛ばすも、途中に事故のため車は横転。ニーマンも大怪我を負うも血だらけのまま会場に向かい、周りの制止もきかずにドラムを叩き始める。もちろんまともに叩けるわけがなく、フレッチャーから冷たく追い払われるとニーマンは激昂し、殴りかかってしまう。それが原因となりニーマンが音楽院を退学させられてしまう。

しかしフレッチャーには前科があった。実は彼は以前にもニーマン同様に生徒の精神をいたぶり続けた結果、自殺へと追い込んでいた過去があった。ニーマンがドラムを辞める代わりに、フレッチャーもまた音楽院から去ることとなった。

その後、ニーマンはジャズとは無縁の生活をはじめていた。そしてある夜、町のバーでフレッチャーが演奏しているところに遭遇する。そこでフレッチャーはニーマンに、自分の教育哲学を切々と語る。ただ優秀なミュージシャンを育てるために厳しさが必要だった。将来が期待できる生徒だからこそ厳しく接した。それは若かりしころのチャーリー・パーカーがミスのためにシンバルを投げつけられたことと同じだ。そう語るフレッチャーは学校を辞めた後に結成したバンドで音楽祭に出場する予定があることをニーマンに明かす。そして勝手知ったるドラマーが必要だと、ニーマンに再び一緒にジャズを演奏することを依頼する。ジャズへの思いが捨てきれていなかったニーマンが再びスティックを持つことを決意する。

そして音楽祭当日。そこにこれまで以上に厳しい戦いが待っていることをニーマンはまだ知らなかった。

ということで『セッション/Whiplash』のレビューでした。久々にネタバレです。レビューにも書きましたが感想としては実はそれほどハマりませんでした。ニーマン演じるマイルズ・テラーも、フレッチャー演じるアカデミー賞助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズにしても、狂気の細部は見事に演じてみせるも、全体の人物像がイマイチ掴めませんでした。あと20分くらい長くてもよかったので、個別のエピソードが欲しかったです。が、しかし最後の鬼のドラムバトルは必見です。あそこだけ観たいがためにDVDを買うことになるでしょう。あとジャズ関連でいえばマイルズ・デイビスとチェット・ベイカーの伝記映画も控えているので、楽しみです。そんな感じで、やっぱり見て損はない一作です。

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