『A Dog’s Purpose』に動物虐待疑惑が浮上!
『ギルバート・グレイプ』『ショコラ』のラッセ・ハルストレム監督によるW・ブルース・キャメロン原作の『野良犬トビーの愛すべき転生』を映画化する『A Dog’s Purpose』が全米公開を直前に控えた状況で、劇中に登場する犬の扱いを巡って釈明に追われている。
発端はゴシップサイト「TMZ」が『A Dog’s Purpose』の撮影中に動物虐待が行われていたことを示す証拠として撮影現場を映したビデオを公開したこと。そこには激流を再現したセットで、嫌がる犬を無理やり突き落とすようなシーンが撮影されていた。(動画はこちらから(www.tmz.com/2017/01/18/a-dogs-purpose-german-shepherd-abuse-video/))
TMZによるとラッセ・ハルストレム監督もこの撮影に立ち会っていたとされ、犬の生命を題材とする作品のテーマそのものを台無しにするようなニュースに関係者は釈明に追われることになっている。
一方で監督のラッセ・ハルストレムはこの撮影には立ち会っていないとTMZの報道の一部を否定している。
I did not witness these actions.
We were all committed to providing a loving and safe environment for all the animals in the film.— lasse hallstrom (@HallstromLasse) 2017年1月19日
『アナと雪の女王』でオラフを演じ本作では犬の声を担当するジョシュ・ギャッドも緊急の声明を発表。感動的な作品でありながらも、知らないところでこういった撮影が行われていたことにショックを受けていると語った。
— Josh Gad (@joshgad) 2017年1月19日
近年はハリウッドで動物虐待は重要な問題として扱われており、記憶に新しいところではアン・リー監督の『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』ではベンガルトラが撮影中に溺死しかけていたことが判明し論争になった。また1980年のマイケル・チミノ監督作『天国の門』は大コケ映画として有名だが、撮影中には馬のすぐそばを爆破したり、血糊を取るために鶏の首をちょん切ったりしていたことが判明し、愛護団体からボイコット運動を起こされたりもしている。
今回の『A Dog’s Purpose』の動物虐待疑惑も興行に影響を与えることは必至と思われる。
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映画自体はすごく期待していただけに、このニュースはショックが大きかったです。
Rotten等では、この問題の影響もあり
だいぶバッシングを受けているみたいですね。。