『ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島』(10)以来、制作が途絶えていた『ナルニア国物語』最新作『銀のいす』の監督に『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』』ジョー・ジョンストンが決定しました。
C・S・ルイスのファンタジー小説を原作としてディズニーが映画化した『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』(05)と『ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛』(07)だが、その後制作費で揉めたディズニーが制作・配給から撤退し、第3作目となった『ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島』(10)の制作を引き継いだ20世紀フォックスも第4作目の制作からは撤退し、事実上『ナルニア国物語』はシリーズ半ばで頓挫することになった。
しかし2016年夏にトライスター・ピクチャーズ、マーク・ゴードン・カンパニー、エンターテイメント・ワン、C・S・ルイス・カンパニーが共同でシリーズ第4作目となる『銀のいす』の制作を決定。これまでのシリーズとの繋がりはなく、キャストも一新することでシリーズの仕切り直しが決定していた。
ジョー・ジョンストンはルーカスのILM初期からのメンバーで『スター・ウォーズ』シリーズでは特殊効果を担当。その後は『ミクロキッズ』 で監督デビューし、『ロケッティア』『ジュマンジ』『遠い空の向こうに』『ジュラシック・パークIII』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』などでメガホンを取っている。
映画版『ナルニア国物語』は多くのファンに支持されて一定の興収は見込まれるものの、シリーズを通して制作費で揉めてきた経緯もあるので、特殊効果の使い方に定評のあるジョー・ジョンストンが指揮を取ることで上手くまとめてくれることに期待です。
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