Z級映画を探して。『モンスター』レビュー

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〜A級B級などというジャンル分けでは到底納得することのできない、意味不明な異次元映画のことを、人々は畏怖を込めてZ級映画と呼ぶ〜

ぼったくり映画制作の雄「アサイラム」と「Syfy」が共同で作った、聞いたことのあるタイトルだけど見る必要のない映画『モンスター』のレビューです。なぞの生物「ビッグフット」が大暴れする、なかなか気持ちのいい、見るだけ時間の無駄になる映画でした。

ストーリー

歴代大統領の彫像で有名なラシュモア山の近くで開催されロックフェスのために切り開かれる山々。そこに突如、伝説の怪物「ビッグフット」が出現し、観客や出演中のロックミュージシャン(アリス・クーパー!)を襲撃する大惨事がおきる。ロックフェスの主催者は、この大惨事を利用して金儲けを企むが、自然保護活動家のサイモンは、人々を殺しまくるビッグフットには罪はないと考え、保護しようとする。

自然保護と開発という現代的な問題に揺れる田舎町を尻目に、ビッグフットによる被害は拡大。やがて軍を巻き込んだ最終決戦がラシュモア山で繰り広げられる!

Z級判定

ぼったくり映画を大量生産することで有名な「アサイラム」と、ぼったくり映画ばかり扱う放送局の「Syfy」がタッグを組んで作った本作。低予算映画のお手本とも言える、中身の薄ーい、なかなかの良作でした。見所を箇条書きで紹介します。

・物語の核となる怪物が開始1分で登場するという潔さ

・老若男女問わずに虐殺するビッグフット

・そんなビッグフットを保護しようとするために仲間の若い女性たちを見殺しにしまくる主人公

・そんなビッグフットを殺そうとする悪役に共感してしまう不思議な人物設定

・凶悪怪物の出現にもなかなか出動しない軍

・アリス・クーパーやブルース・デヴィッドソンなど無駄に知っている人が出演している

・卒業間近な学生役がどうしてもアラフォーにしか見えない

・ビッグフットの住処が一般道のすぐ近くにあるという灯台下暗しな件

・巨大怪物の襲撃をギリギリまで気がつかない住民の鈍感さ

・戦闘機によるミサイル攻撃の命中率が悲劇的に悪い

・ラストで主人公と悪役とビッグフットがなぜか心通わすという意味不明な結末

ということでさすがの一言です。やっぱりこの手のぼったくり映画でも老舗が作るとちゃんと見所が用意されており、安心して観ていられます。とくにラスト10分は爆笑もんです。

ただしぼったくり映画の職人たちによる映画なため、Z級に意味不明な事態にはなっていません。ちゃんとB級映画として成立していまっているのが残念なところです。

『モンスター』はB級映画と判定します。(Zが満点)

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▼『モンスター』にはシャーリーズ・セロンも出てこないし、ギャレス・エドワーズも監督していません▼

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