『友だちのうちはどこ?』、『桜桃の味』等の作品で世界的に有名なイラン人監督アッバス・キアロスタミが入院中だったパリで死去。76歳だった。
『桜桃の味』(1997)ではカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞し、現代イラン映画を代表する監督だったアッバス・キアロスタミが病気治療にあたっていたフランスのパリで死去しました。76歳。
今年の3月ごろから体調を崩しテヘランの病院に入院、一時は胃腸ガンと報道されるなど予断を許さない状況が続いており、先週治療を受けるためにパリに移ったばかりだった。
アッバス・キアロスタミ監督は日本との関係も深く、2012年には全篇日本を舞台にした日本語による映画『ライク・サムワン・イン・ラブ』を監督。そして小津安二郎からの影響を強く受けており、2003年には『5 five 〜小津安二郎に捧げる〜 』という実験的なアプローチによる小津へのオマージュドキュメンタリーを撮っている。
ご冥福をお祈ります。
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