『パシフィック・リム』の監督ギレルモ・デル・トロが『ウォール・ストリート・ジャーナル』のインタビューで、2017年公開予定の『パシフィック・リム2』について語っていますので翻訳してみます。まあ、3年後のことなんですけどね。
インタビューアー:ネタバレなしに、『パシフィック・リム2』ではファンの期待にどうやって応えるつもりかい?
ギレルモ・デル・トロ:ネタバレもなにも3年も先の話だからね。今言えることは脚本家のザック・ペンと作業中ということくらいだよ。トラビス・ビーチャムとは一年半くらい前からアイデアについて“行ったり来たり”と話し合ってきたけど、今、ザックとは、とにかく前作を一新するような物語が思いつくまでアイデアを出し続けようと確認したところだよ。コミック原作があるわけではないから、世界観を作り出すのは難しくて、だから前作では可能な限りすべてを詰め込んだつもりなんだ。“ドリフト”のコンセプトとか、時空の切れ目が世界の入口なっているとか、そうやってアイデアを構築していったんだ。もちろんネタバレはしたくないけど、でも『パシフィック・リム2』のエンディングには、前作と続編がそれぞれ独り立ちしていることに観客も気がつくと思うよ。二つの作品は全然違うものだけど、巨大なスペクタクルという楽しみは同じになるだろうね。
インタビューアー:『パシフィック・リム2』のキャストに関して新しいキャラも登場するの?
ギレルモ・デル・トロ:この点に関しては前作を踏襲したいんだ。多文化主義と人道主義を可能な限り再現するために、様々な国籍や性別に、物語上では同じ視点を提供するつもりだよ。だからきっと新しいキャラも登場するし、前作を生き残ったキャラと上手くやってほしいね。
インタビューアー:製作の開始はいつ頃になりそう?
ギレルモ・デル・トロ:6週間後にデザインを開始しするよ。この手の映画では9ヶ月くらいはデザインに費やされるんだ。そして核となるチームで6ヶ月かけてイエガーや怪獣のデザインをすることになる。新しいイエガーも登場するだろうし、新怪獣は盛りだくさんになると思うよ。とにかく8月に製作開始だね。
ということで現在はアイデアの収集に当たっているようです。それにしても公開から一年以上たって『パシフィック・リム』の偉大さを痛感する日々です。『ゴジラ』はもちろんこと今年最大級のヒット作『トランスフォーマー/ロスト・エイジ』では全編に渡って『パシフィック・リム』を意識したものになっていました。
とにかく2017年が待ち遠しいですね。
参照記事:COLLIDER
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