アイス・キューブがチャールズ・ディケンズの『オリバー・ツイスト』現代版ミュージカルを制作へ! 監督は記録的大ヒットとなったエミー賞受賞ミュージカル『ハミルトン』のトーマス・カイル!!
アイス・キューブがディズニーと組んでチャールズ・ディケンズの『オリバー・ツイスト』を現代版ミュージカルとして制作することが決定したとTHRが報じています。しかもただのミュージカル映画ではなく、関わるスタッフがとにかく豪華!
プロデューサーは『キューティ・ブロンド』シリーズや『ブリッジ・オブ・スパイ』、そしてブロードウェイでは『ウィキッド/WICKED』も手がけたマーク・プラットと、アイス・キューブの制作会社もマネージするThe Firmの代表Jeff Kwatinetz、アイス・キューブ本人も自身の制作会社「Cube Vision banner」を通して参加。
そしてアメリカ建国の父にひとりで10ドル紙幣の顔としても知られるアレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップ・ホップを用いてミュージカル化した『ハミルトン』のトーマス・カイルがメガホンを取るのです。エミー賞では史上初の全部門でノミネートされ 最多11部門で受賞、オバマ大統領も絶賛するなど現在もチケット争奪戦が繰り広げられる『ハミルトン』の監督が、アイス・キューブとディズニーと組んで、『オリバー・ツイスト』を、現代的ミュージカルとして制作するなんて、めちゃくちゃ面白そうです。
アイス・キューブは悪党フェイギン役を演じることも決定。原作ではユダヤ人の窃盗団のリーダーですが、この論争を呼ぶキャラクターをアイス・キューブが演じるとなれば、見ないわけにはいきません。実はこのフェイギンというキャラクターはハリウッド版の映画やアニメでは、たとえ悪党であっても忠義を忘れない「根はいい奴」として描かれるのですが、原作ではディケンズの手よってかなり悲劇的に描かれています。
この原作のフェイギンのトーンはどこかアレクサンダー・ハミルトンの最後を彷彿とさせます(とは言っても『ハミルトン』は観てないですが、、)。
またアイス・キューブが主導的な立場にあるプロジェクトということで、もちろんは『ハミルトン』の特色でもあるヒップ・ホップも用いたミュージカルとなるのでしょう。『ストレイト・アウタ・コンプトン』で火のついた映画とヒップホップの関係に新たな展開を生み出しそうな予感です。
期待しましょう。
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