公開日だけが発表されているクリストファー・ノーラン監督の次回作が第二次大戦中の連合軍による大規模撤退作戦「ダイナモ作戦」となる可能性が浮上。実現するとSFやファンタジーを排した歴史ドラマとなる。
クリストファー・ノーラン監督の次回作は「ダイナモ作戦」の映像化か?
現在新作が最も待ち望まれている監督のひとり、クリストファー・ノーランが2017年7月21日に公開を予定している次回作の内容が第二次大戦の実録作品となる可能性が浮上した。これまで『インセプション』や『インターステラー』などSF大作で評価を固めてきたノーラン監督にとっては異例とも思える素材だが、最近のノーラン作品の特徴とも言える情報統制が徹底されており、あくまで真偽は不明とのこと。
情報の出所は「ダイナモ作戦」の舞台となったフランスはダンケルクの市長が、「2016年6月より世界的に有名な監督によってアメリカ製の大作映画の撮影が開始される」と語ったことから、消去法の結果、この条件に当てはまりそうなのが2017年7月公開とだけアナウンスされているノーランの次回作だったということ。
しかしこの報道が正しいとすれば、ノーラン監督にとって新たな冒険とも言える作品となりそう。
『ダイナモ作戦』とは?
「ダイナモ作戦」とは第二次大戦中にドイツ軍の包囲のなかで行き場を失った英仏兵士を救出するために実行された大規模撤退作戦。860隻もの様々な船が緊急徴用され、大規模な損害を出しながらも、30万名以上の兵士をフランスのダンケルクから救出し「小さな船のたちの奇跡」と称えられた作戦。
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ノーラン監督が実録映画を撮るのか?
繰り返しとなりますがこの情報はあくまで消去法の結果にノーラン監督の名前が浮上した結果であってあくまで噂レベルのものです。近年『インセプション』や『インターステラー』と厳しい情報コントロールを実行してきたことでも知られるノーラン監督ですので、こんな初歩的なうっかりが起こってしまうのか疑問なところ。
一方でこれまで人間心理を基本に壮大な物語を展開するような作品を撮り続けているノーラン監督が、実録映画を撮るとなると彼のキャリアにおいて大きな転換となることも間違いありません。
それでもどうなんでしょうか。実録戦記ものとなればノーラン監督が嫌う善悪の二元論的な話に結局は落ち着きそうですし、アクションが致命的にダメなノーラン監督ですから、戦争映画は嫌いそうなものですが、実際はどうなることでしょう。
最近の別の報道ではノーランの次回作は『AKIRA』の実写化では?などとも言われていましたが、どれも真偽は不明。
こういった噂が流れるのも公開日だけ教えて、中身は一切秘密のままとする一種のキャンペーンの賜物でしょう。好き嫌いあれどやはりノーラン監督の動向はみんな気になっているのです。
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