2015年の映像機器見本市「NAB」で発表されたRED社の8Kカメラ「8K WEAPON」で撮影する最初の映画がジェームズ・ガン監督の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』になることが判明しました。4Kや6Kを飛び越えて、8Kです。
ガーディアンズが8Kに!
2015年のラスベガスでの映像機器見本市NABでRED社が発表した8Kビデオカメラ「8K WEAPON」は6万ドルという価格以前に、「8192 x 4320の世界なんていつ来るの?」という疑問を禁じえなかったのですが、意外と早く映画関係者が手をあげました。トロマ出身の幸せ者ことジェームズ・ガン監督が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』でのRED8Kカメラの導入を報告してくれました。
Very excited to announce Guardians of the Galaxy Vol. 2 will be the first film to shoot using the RED Weapon 8k t.co/zxwHuykojN
— James Gunn (@JamesGunn)
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REDの巻き返しなるか
デヴィッド・フィンチャーの寵愛を受ける「RED」ですがデジタルカメラの市場では「ARRI ALEXA」が激しくしのぎを削っており、印象ではここ数年はREDは押され気味でした。しかしRED社の原点ともいうべき小型でありながら中身は変態という「8K WEAPON」の登場で状況は変わるかもしれません。
ここ最近はハイフレームレートが持て囃されてきていましたが、時代は完全にハイレゾに移行したということでしょうか。
そして映画におけるソフトとハードの問題はさらに深刻になっていくようです。日本でも『スターウォーズ/フォースの覚醒』に上映に際しオリジナル映像を忠実に再現できる劇場が少ないことが話題になりましたが、これだけソフトの独走状態が続くと劇場側は大変です。現実問題として家庭用モニターが高品質低価格を実現できるようになると、劇場はさらに辛くなりそう。
それでも綺麗な映像で見られるならそれに越したことはないです。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』は2017年5月5日に全米公開予定です。映像にも注目ですね。
参照:http://nofilmschool.com/2016/01/guardians-galaxy-vol-2-red-weapon-8k-full-frame-vista-vision-camera
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