【京都】教材用のニンテンドーDS、600台倉庫に眠る。【モッタイナイ】

 京都の八幡市より、やりきれない悲報が届けられた。中学生の学習教材として導入されたニンテンドーDSがなんと600台も使われることもなくロッカーに眠っているのだという。

八幡市教育委員会が2008年度に、中学生の学習のため、全4中学校に導入した携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」(以下DS)600台が授業で使われずに眠ったままになっている。市教委が「ゲーム感覚で授業に取り組める」と導入したが、おもちゃとして扱う生徒が後を絶たず、1~3年間で全校が使わなくなった。

 なんというか、八幡市の教育委員会は正気だったのだろうか。生徒がおもちゃ感覚でDSを使うようになったため使用を取りやめたらしいが、そもそも“ゲーム感覚で授業に取り組める”という目算を立てたのだがら、おもちゃ感覚で使われて本望ではないのか。

 それにしても授業でゲーム機が使われるというのは、なかなか素敵な時代ななったものだと他人事に思う。

一部の学校では通信機能を利用し生徒同士でチャットを始めたり、持参したソフトで遊ぶためなかなか学習に移ることができなかったという。

 授業中にチャットやゲームソフトというと「けしからん!」という意見も出るのだろうけど、ノートの切れ端にメッセージを書いてを回したり、隠れてマンガを読んだり、実は今も昔もやっていることは変わっていないんじゃないかと思う。ツールが立派になっただけで中学生のすること自体は一緒じゃないのかな。

高校入試向けの英単語ソフトを用い、聞き取った英単語を画面上に書いて学習した。「語彙(ごい)力が向上した」と報告する学校もあったという。

 問題の核心は、ゲーム機が学習教材として従来の形式よりも効率的で有意義なものかということ。そりゃ、液晶画面だろうがノートだろうが、聞き取った英単語を書き出せば、語彙力は上がるよ。で、必要なのは、その生徒の語彙力向上の経緯が従来よりも効率的なのかという検証作業でしょう。

だが、使用に当たってさまざまな問題が発生した。指導した教諭たちによると、画面上に手書きする文字を機械が読み取る際に、「a」と「o」、「u」と「v」などが正しく識別されなかったことがあったという。

 「u」と「v」なんてニンテンドーDSじゃなくても、単独ではほとん識別なんかできない。それが筆記書体なら尚更。

文字を一つずつ入力していくため、「英単語を一つの固まりとして理解できないのではないか」と懸念する声もあった。

 懸念の声があるのが当然で、常識的に考えれば懸念しかないよ。少なくとも英語の学習には向いていないことくらい少し考えればわかるだろうに。世界史の暗記とか、漢字の読解には使えるだろうけど、、

市教委学校教育課の担当者は「教師がDSを『単なるおもちゃ』ではなく、『学習のためのツール』であることをしっかり伝え、子どもたちもそう認識することが大事」とする。その上で「今でも学習に十分使える。活用してもらえるよう情報は常に提供していきたい」と話している。

 この担当者の言い分には無理がある。ニンテンドーDSが学習ツールとして活用できることは否定しないが、子供たちがニンテンドーDSを『学習のためのツール』と認識することなんて無理に決まっている。だってニンテンドーDSはゲーム機だもん。子供の認識作法に原因を求めるのは論外。

 どうせこのままでは使い道もなく、市場価値も下がっていく一方なのだから、いっそのこと遊び道具を必要としている施設なり地域に寄付した方がいい。このままではモッタイナイよ。

 参照記事:京都新聞 DS、600台眠る 英語学習用・八幡の4中学導入

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