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映画ジャーナル<ビーグル・ザ・ムービー>

『ブレードランナー2049』脚本家「前作にはいくつかバージョンがあるけど、事前に見ておくべきは・・」

Blade runner 2049 ryan gosling 1

全米公開が2017年10月6日に迫る(日本は10月27日)『ブレードランナー2049』ですが、そろそろ予習のために前作を見直そうとする方も現れる頃でしょう。

しかしその時に問題になるのが、一体どのバージョンの『ブレードランナー』を見ればいいのか、ということ。

1982年公開の『ブレードランナー』にはいくつかのバージョンが存在し、中でも劇場公開版、ディレクターズ・カット(最終版)、そしてファイナル・カットの3バージョンが今でも手に入るものとして有名です。

リドリー・スコット監督の最新の意思にもっとも近いのは2007年にリドリー自身が指揮して再編集したファイナル・カット版で画質も向上していますが、デジタル処理を施す前の、あくまでフィルムベースの質感を愛するファンは多く、「決定版」とは言えません。

そこで『ブレードランナー2049』の共同脚本家のマイケル・グリーンに「『ブレードランナー2049』を見る前にどのバージョンで予習すべきか」という質問をio9が敢行しているので紹介します。

「ただのファンから作品に関わるようになるとみんなそれぞれに好きなバージョンを持ってることに気がつく。僕も同じ質問をリドリーにもしたし、デゥニとは議論もした。どれが正しくて間違っているかではなく、みんなそれぞれなんだ。だから「どのバージョンを事前に見るべき?」という質問にはこう答えるよ。「今晩見られるバージョンで見てくれ」と

「今晩見られるバージョンで見てくれ」

元も子もない話ですが、そういうことだそうです。

まあ、なんでもいいよということなんでしょう。

ただ現実的に「今晩見られるバージョン」で言えば、やはりディレクターズ・カットとファイナル・カットのどちらを選ぶべきか。これも完全に好みの問題ですね。フィルムの質感がデジタルの鮮明さか。

今年最大級の話題作『ブレードランナー2049』はアーリーレビューで絶賛を獲得しており、期待しかありませんが、そろそろ情報は絞って本編鑑賞に望みたいです。事前予習はなんでもいいようです。

『ブレードランナー2049』は2017年10月6日に全米公開、日本では10月27日公開です。

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