スティーブン・スピルバーグが近年のアメコミ大作映画の潮流に対して「西部劇のようだ」とその終焉を予言!
今の映画界を席巻する「スーパーヒーロー」大作映画ですが、巨匠スティーブン・スピルバーグはこのような大作映画のみで回る現在の映画界に批判的です。
自分の監督作でオスカーにもノミネートされた『リンカーン』が危うく劇場公開されずにテレビ放送されそうになってしまったことへの危惧から、2013年にもスピルバーグはアメコミ大作偏重の映画界はやがて自滅するだろうと語っていました。
そして今回、スピルバーグは再びアメコミ大作批判とも取れるような、「アメコミ=西部劇」という図式で興味深いことを話していたので翻訳します。
私はまだそう思っているよ(アメコミブームの終焉)。西部劇が下火になっていったように、スーパーヒーロー映画も同じ道を行くことになるだろう。それは西部劇がもう二度と復活しないという意味ではないから、また次のスーパーヒーローのブームが来るかもしれない。もちろん今はスーパーヒーロー映画は大人気で不動の立場は当分変わらないだろう。私が言いたいことは、ポップカルチャーにおいてこのようなサイクルは常に有限であるということだ。いつの日か、この神話的物語は別のジャンルに取って代わられるだろう。きっといくらかの若いフィルムメイカーたちはそれを狙っているはずだ。
この発言は『ファンタスティック・フォー』の大コケとどこかで繋がっているような気もします。正直、ちょっとアメコミ映画に飽き気味の自分もおり、この発言は考える価値のあるものだと思いました。2020年までずっとアメコミスーパーヒーローが映画の中心というのは確かに食傷します。
さてこのスピルバーグの言葉は予言となるのか、それとも戯言となるのか、もうちょっと生きてみて確認してみましょう。
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参照記事:COLLIDER
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