スピルバーグ監督作『ゲームウォーズ』を原作小説から徹底解説!最新情報まとめ

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2018年公開予定スティーヴン・スピルバーグ監督作『ゲームウォーズ/Ready Player One』/メカゴジラやウルトラマン、そしてレオパルドンまで登場するオタク要素満載作品を原作小説から徹底解明!

2018年3月30日に全米公開予定の『ゲームウォーズ/Ready Player One』のキャラクターやあらすじなどを原作小説から徹底解説。日米の80年代オタクカルチャーから多大な影響を受けたアーネスト・クライン原作のSF小説『ゲームウォーズ/Ready Player One』を、80年代映画シーンの中心人物だったスティーブン・スピルバーグ監督が実写映画化。ゲーム、音楽、映画、特撮、怪獣と「俺たち」が大好きな要素が詰まった話題作をいち早くご紹介します。

『ゲームウォーズ/Ready Player One』あらすじ

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西暦2041年。資源の枯渇や異常気象などで世界経済が停滞する中、革新的なバーチャール・ネットワーク<オアシス>によって人々は現実とは違う仮想現実の世界にのめり込んでいた。冴えない高校生のウェイド・ワッツも惨めな現実世界から逃避するように<オアシス>に入り浸っている。

そんなある日、<オアシス>の開発者であり運営社でもあるジェームズ・ハリデーが死去。そして彼の遺言が世界中の<オアシス>ユーザーに伝えられた。<オアシス>のどこかに隠された謎を解明した者に、すべての遺産を譲り渡すーー。

かくして仮想空間<オアシス>を舞台に、大金を求めるバーチャル戦士<ガンター>たちによる激しい戦いが繰り広げられる。そしてハリデーが隠した謎を解く鍵は1980年代のポップカルチャーにあった!

『ゲームウォーズ/Ready Player One』原作者アーネスト・クラインとは?

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原作者アーネスト・クラインは1972年生まれ。本作で描かれる80年代ポップカルチャーの空気を吸って育つ。インターネット黎明期だった1996年に『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』(1984)の続編脚本をネット上に公開し話題を呼ぶと、1998年には『スターウォーズ/エピソード1』の公開前に余命宣告された友人のために何とかして新作を手に入れようとする『ファンボーイ』の脚本を公開。これが話題になり映画化されたことでアーネスト・クラインの名は広く知られることになった。

そして2011年にあらゆる80年代オタク知識をつぎ込んだ『ゲームウォーズ/Ready Player One』を初めての小説として出版するや、ベストセラーになり映画化も決定。

そして2015年7月には二作目となる小説『Armada』を発表し、12月にはソニーが 映画化権を7桁(数億円)で購入。こちらもゲーマーが主役のギークSF小説。

ゲームだけでなく特撮や怪獣にも精通した筋金入りのギーク。

『ゲームウォーズ/Ready Player One』のキャスト&スタッフ

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『ゲームウォーズ/Ready Player One』のキャストやスタッフをご紹介します。監督、脚本はもちろん出演者にもギークな顔がチラホラしてます。また本作は実際の姿ではないアバターが活動する<オアシス>内を舞台にしているため、出演者の顔が実際の登場人物なのかそれともそのアバターなのかはわかりません。

監督:スティーヴン・スピルバーグ

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説明不要のリビング・レジェンドことスティーブン・スピルバーグが本作をメガホンを取ります。『ゲームウォーズ/Ready Player One』の映画化企画の初期段階では『インターステラー』のクリストファー・ノーランに監督の打診が行われましたが、最終的には80年代を青春時代とするノーランではなく、80年代を作ったスピルバーグに決定。

また原作小説に散見されるスティーブン・スピルバーグ監督本人の作品への言及に関しては、映画化の際に「ほとんど」カットするとスピツバーグ本人が発言しています。

脚本家:エリック・イーソン、アーネスト・クライン、ザック・ペン

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脚本家としては左から『Manito』などインディペンデント映画で監督・脚本し注目されるエリック・イーソン(写真左)、原作者のアーネスト・クラン(写真中央)、そして『インクレディブル・ハルク』の脚本や『アベンジャーズ』の原案、そしてギレルモ・デル・トロと『パシフィック・リム2』の草案を作ったザック・ペン(写真右)が参加。

主人公ウェイド・ワッツ(a.k.a.パーシヴァル):タイ・シェリダン

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原作ではちょっとポッチャリで、非イケメンだったウェイド・ワッツを演じるのはタイ・シェリダン。テレンス・マリック監督作『ツリー・オブ・ライフ』でデビューし、その後マシュー・マコノヒー主演『MUD -マッド-』、ニコラス・ケイジ主演『グランド・ジョー』、そして『X-MEN:アポカリプス』ではサイクロプスを演じ大作デビューを果たしたタイ・シェリダンが、初の大作映画主演を務めます。

これまで多感な南部少年を抜群の存在感で演じてきたタイ・シェリダンが本作で演じるウェイド・ワッツも南部オクラホマ出身という設定だけにイメージそのままです。

アルテミス(Art3mis):オリヴィア・クック

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2015年のサンダンス映画祭で2冠を達成した青春映画『僕とアールと彼女のさよなら』に出演しブレイクしたオリヴィア・クックが主人公ウェイドにとっての<オアシス>内での憧れでもあり、ギークでもあり、勝気な<ガンター>でもあるヒロイン・アルテミス(Art3mis)を演じる。

原作ではウェイドの一人称で描かれるため、彼女は「主に」<オアシス>内で接することができるアバターとして登場しますが映画ではどう描かれるのか注目です。

ダイトウ(日本人キャラ):森崎ウィン

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そして原作に登場する日本人キャラクターのひとりであるダイトウを演じるのは俳優としてだけでなく歌手としても活躍する森崎ウィン。原作ではショウトウというキャラクターとコンビ(大刀と小刀)で登場する、凄腕ガンター。バリバリの主要キャラクター。特設サイトまで設けて行われた日本語と英語に堪能な若手俳優を募集するオーディションを勝ち抜き、見事大役をゲット。

原作では同じく日本人という設定だったショウトウは中国人という新設定が施されるようだが、そちらはまだ決定していない。

ジェームズ・ハリデー:マーク・ライランス

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現実世界とは離れそれぞれのアバターが自由に仮想空間で活動できる<オアシス>の開発者であり、本作のキーマンとなるジェームズ・ハリデーを演じるのは『ブリッジ・オブ・スパイ』以降スピルバーグ作品に連続して出演するマーク・ライランス。原作では天才プログラマーにして筋金入りのギーク。またジェームズ・ハリデーが1972年生まれで80年代オタクカルチャーの申し子という設定は、原作者アーネスト・クラインと重なる。

オグデン・モロー:サイモン・ペグ

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そしてジェームズ・ハリデーの唯一の親友で、<オアシス>の共同運営者だったオグデン・モローを演じるのはサイモン・ペグ。ハリデーがスティーヴ・ジョブズなら、モローはウォズニアックとも言える心やさしき賢人。

アイロック(i-R0k):T・J・ミラー

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原作では序盤に少しだけ登場するアバターのアイロックを演じるのは「アボカドが腐ったアボカドとセックスしたみたい」という名言でお馴染みのT・J・ミラー。原作ではほとんど目立たないキャラクターだけに映画版での活躍を期待!

ノーラン・ソレント:ベン・メンデルソーン

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ジェームズ・ハリデー亡き後、<オアシス>世界を我が物にしようと企む巨大企業の代表ソレントを演じるのは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にも出演するベン・メンデルソーン。もちろん悪役です。

エイチ:?

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そして現実世界では孤独なウェイドにとって唯一の<オアシス>内の親友エイチのキャスティングは未定です。映画には登場しない可能性もありますが、登場するとしても直前まで公表されないと思います。原作ではウェイドの唯一の理解者で、並外れたオタク知識とゲーム技術を備えたキーパーソン。

『ゲームウォーズ/Ready Player One』に登場する80年代カルチャーまとめ

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『ゲームウォーズ/Ready Player One』最大の魅力とは物語内で散りばめられた80年代オタクコンテンツが物語の重要なキーとなり、やがては超胸熱展開へと繋がっていくところにあります。80年代の映画、音楽、ゲーム、そして日本のオタクカルチャーなど、その存在を知っていることで本作の魅力は倍増していきます。そのなかでも原作小説内で重要な<イースターエッグ>となっているコンテンツを「映画」「音楽」「特撮・怪獣・アニメ」と3つのジャンルに分けてご紹介します。

『ゲームウォーズ/Ready Player One』を楽しむための予習「映画編」

『ゲームウォーズ/Ready Player One』には数々の映画からの引用やオマージュが登場します。『スターウォーズ』『マッドマックス』『インディ・ジョーンズ』『ロード・オブ・ザ・リング』などは義務教育レベルの知識として、それ以外の作品をご紹介します。

ジョン・ヒューズ監督作『すてきな片思い』『フェリスはある朝突然に』『ときめきサイエンス』など

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1991年に『カーリー・スー』を監督して以降メガホンを取ることなく、2000年以降は隠居状態となったジョン・ヒューズの作品群は原作小説内で広く引用されています。物語内の謎を解くカギとしても重要ですが、それ以上に80年代という時代の空気を知る上でも欠かせない青春映画たち。ジェームズ・ハリデーにとっての「聖典」でもあり、ウェイドたち登場人物にとっても教科書のような存在として登場します。

ジョン・バダム監督作『ウォー・ゲーム』

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マシュー・ブロデリック主演の『ウォー・ゲーム』も『ゲームウォーズ/Ready Player One』を楽しむ上で欠かせない作品。ひょんなことからアメリカの核戦争を管理する人工知能「ウォーパー」に接続してしまい、ゲーム感覚のつもりが本物の米ソ核戦争の引き金となってしまった少年ハッカーの姿を描く『ウォー・ゲーム』は原作の根幹に影響を与えた作品。

『ハイランダー』シリーズ

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首をはねられない限り死ぬことのない戦士ハイランダーによる壮絶な戦いを描いたアクション・ファタジー。『ハイランダー2 甦る戦士』にはショーン・コネリーも出演し、原作内ではエイチに「駄作」と罵られる。

『レジェンド/光と闇の伝説』『レディホーク』

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トム・クルーズ主演の『レジェンド/光と闇の伝説』はユニコーンの呪いから姫と世界を救うファンタジー・アドベンチャー。そしてリチャード・ドナー監督作『レディホーク』は『ブレードランナー』のルドガー・ハウアー主演で『ウォー・ゲーム』のマシュー・ブロデリックとジョン・ウッド再共演のファンタジー。どちらもウェイドにとってお気に入りの映画として登場。

他にも『トロン』『ブレードランナー』『ファンタズム』『エクスカリバー』『男たちの挽歌』など要チェック!

とにかく言及される映画の量は膨大ですが、80年代を過ごした経験のある方にはどれも馴染みのある作品ばかり。ファンタジー、SF、青春映画と当時のトレンドがよくわかるラインナップになっています。2041年の世界に生きる少年少女たちが80年代の映画についてクソ真面目に議論する姿はそれだけでうれしくなります。

『ゲームウォーズ/Ready Player One』を楽しむための予習「音楽編」

原作小説を彩る80年代ロックチューンをご紹介。ラッシュ、デュラン・デュラン、ビリー・アイドル、デフ・レパードなど。

オインゴ・ボインゴ『Dead Man’s Party』

ビリー・アイドル『Dancing with Myself』

デュラン・デュラン『The Wild Boys』

シンディ・ローパー『Time After Time』

デフ・レパード『Pour Some Sugar On Me』

ブライアン・アダムズ『Kids Wanna Rock』

ラッシュ『The Temples Of Syrinx』

他にもブロンディ、ワム!、ハワード・ジョーンズ、ヴァン・ヘイレン、ボン・ジョビなどが言及されますが、ジェームズ・ハリデーが10代のころから熱狂的なファンだったバンドがカナダ出身のラッシュ。その四枚目のアルバムでSFをコンセプトにした『西暦2112年』は要チェックです!

『ゲームウォーズ/Ready Player One』を楽しむための予習「特撮・怪獣・アニメ編」

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『ゲームウォーズ/Ready Player One』には『パシフィック・リム』が穏やかに思えるほどに、日本カルチャーへの猛烈な愛情が描きこまれています。特に物語のクライマックスは本当に胸熱です。クール・ジャパンとか勘弁してください。ロボットや怪獣はアツいものなんです。

ウルトラマン

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説明不要の特撮ヒーロー『ウルトラマン』は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督だけでなく、アーネスト・クラインにとってもヒーローのようです。不可能を現実にする仮想空間<オアシス>でもウルトラマンは無敵のヒーロー。しかしその短い活動時間が、、、

メカゴジラ

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そして怪獣ワールドからメカゴジラが参戦。『ゴジラ』シリーズの作品によって設定が異なるメガゴジラだが、原作内では「機龍」という表現も用いられることからミレニアム・シリーズに登場し、初代ゴジラの骨をベースに日本政府が秘密裏に作り上げた対ゴジラ兵器通称三式機龍と思われるメガゴジラが、物語を盛り上げてくれます。

ガンダム

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巨大ロボットといえばガンダムは外せません。数あるガンダムのなかでも初期試作型RX-78が登場します。

ミネルバX

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『マジンガーZ』のパートナーとして兜十蔵博士が作った女性型巨大ロボットのミネルバX。悲劇の女性型ロボットとして知られるミネルバXも登場。本来は自律タイプの巨大ロボットですが、誰が搭乗するのかも注目です。

ライディーン

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マジンガーZの対抗馬として作れられた『勇者ライディーン』から、古代ムー帝国生まれの巨大のロボ・ライディーンも『ゲームウォーズ』の戦いに参戦します。必殺ゴッドゴーガンが炸裂!

レオパルドン

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そして原作で一番盛り上がるのが、『スパイダーマン』の権利を東映が持っていた時代(リアル・クールジャパン時代)に制作された東映版スパイダーマンに出てくる「地獄からの使者」レオパルドンの登場シーン。最強必殺武器ソードビッカーが炸裂するか!? 権利問題を突破して映画版にも登場してくれればそれだけで号泣もの。ただ単純に強いロボなら他にいるかもしれないが、レオパルドンの代わりは存在せず!

他にもまだまだ新旧の日本アニメや特撮に言及!

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実際にロボットやキャラクターが登場しなくても、原作では『人造人間キカイダー』『ジャイアント・ロボ』『ゴジラ』『ガメラ』『マジンガーZ』『カウボーイ・ビバップ』『新世紀エヴァンゲリオン』『マグマ大使』などといった作品に言及されており、原作者アーネスト・クラインのオタクぶりが炸裂しています。

特に日本の巨大ロボは原作のなかでも重要な場面に登場しますので、ここでは詳細を説明しませんが気になる方は是非とも原作を一読してください。展開が早く、そして物語もVR(バーチャル・リアリティ)世界を舞台にしており、没入感の強いSF小説となっています。

しかし実際この原作を映画化するとなれば権利問題は大変なことになるでしょう。そこはスピルバーグの名前で押し通してもらいたいです。

スティーヴン・スピルバーグ監督作『ゲームウォーズ/Ready Player One』は2018年3月30日全米公開予定。

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