2000年公開でアカデミー賞にもノミネートされ、クリストファー・ノーランの名を世界に知らしめた『メメント』。10分しか記憶を保てない男の疑心と困惑を描いた衝撃作が今、リメイクされる!?
新興のAMBIピクチャーズがリメイクを発表
このAMBIピクチャーズは約400ほどのリメイク権を持っていた「Exclusive Media」からその権利を取得したため、そこに『メメント』の権利も含まれており、先週200億円超の資金調達に乗り出したことから、製作資金の捻出が可能と判断したようです。
ちなみに彼らが取得したリメイク権のなかには『ドニー・ダーコ』や『スライディング・ドア』、『クルーエル・インテンションズ』なども含まれています。
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なぜ、今、『メメント』なの?
例えばグイネス・パルトロウ主演の異色ラブストーリー『スライディング・ドア』をリメイクしようというのなら理解できます。小品で上質な作品ということで今の映像技術やフレッシュな俳優を使ってのリメイクなら需要もあるでしょう。『ドニー・ダーコ』をわかりやすくしてもいいのかもしれません。
でもなぜ『メメント』?
確かに巨額の制作費を投下して作られた大作ではないながらも、その後のクリストファー・ノーランの活躍を考えれば、決して忘れ去られた映画という訳ではありません。受賞には至らずともアカデミー賞脚本賞にもノミネートされており、間違いなくノーランの代表作の一つです。
AMBIピクチャーズの代表によれば、メメントの価値は十分理解しノーランへの敬意を示しつつも、それでも「リメイクしたい」のだそうです。ということならば『メメント』の設定を利用した良質な脚本があるということでしょうか。それはそれで気になりますが、リメイクであるとなれば大幅な変更はないのでしょう。
とにかく今は、頑張れ、としか言いようがありません。
参照記事:www.hollywoodreporter.com/heat-vision/christopher-nolans-memento-get-remake-840587
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