ギレルモ・デル・トロ監督の次作品となる予定のリメイク版『ミクロの決死圏』が来年春まで製作が延期されることになったとDeadlineが報じています。
しかしその理由はギレルモファンにとっては嬉しいはず。
というのも製作する20世紀FOXがリメイク版『ミクロの決死圏』の前にギレルモ・デル・トロにメガホンを託し、2017年末に公開予定となっている『The Shape of Water』の出来栄えがあまりに素晴らしいため、「こりゃ、オスカーに引っかかるぞ!」と判断、監督と合意のもとで2018年1月に予定していたリメイク版『ミクロの決死圏』の製作開始を延期したというのです。
どうやら20世紀FOXは来年のオスカーに向けてギレルモ・デル・トロ監督の『The Shape of Water』をプッシュしていく方向で決定したということ。
『The Shape of Water』は『パシフィック・リム2』からの降板で空いた時間に製作規模の小さな作品を撮りたいという監督の意向で勧められた作品。冷戦期の研究施設に務める聾唖の女性と、その施設で研究対象となっていた半魚人との出会いを描くファンタジー。
聾唖の女性を演じるのは『GODZILLA ゴジラ』にも出演していたサリー・ホーキンズ。そして半魚人を演じるのは、『ヘルボーイ』のエイブ役、『パンズ・ラビリンス』のペイルマン役の常連ダグ・ジョーンズ。
ギレルモ監督の名前を知らしめた『パンズ・ラビリンス』同様にオスカーで存在感を発揮することに期待です。
ということでギレルモ・デル・トロ監督待望の新作『The Shape of Water』は2017年12月8日に全米公開日です。そしてジェームズ・キャメロンが製作、ギレルモ・デル・トロ監督によるリメイク版『ミクロの決死圏』は2018年春から製作が開始されるので2019年公開となりそうです。
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