『ハート・ロッカー』キャスリン・ビグロー監督最新作、ジョン・ボイエガ主演の『デトロイト(原題)』の予告編が公開されました。1967年にデトロイトで発生し多数の死者を出した全米史上最悪の暴動の発端となった事件を描く。
1967年に発生したデトロイト暴動は、現在の退廃の始まりにもなった事件で、その死者は43名にものぼり、逮捕者は7000人を超え、2000もの建物が破壊されることになった。暴動の規模として南北戦争時代のニューヨーク徴兵暴動とロス暴動に匹敵する。
警察が時間外営業をする酒場を摘発した時、そこではベトナムからの黒人帰還兵を祝うパーティが開かれていた。そしてこのバーを中心に警察への反発が広まり、警官隊と関係者たちの対立は瞬く間にデトロイト12番街に広がり、大規模暴動へと発展していく。
『デトロイト(原題)』予告編
当時のデトロイトには周辺から多くの黒人が移住してきており、人種間の軋轢は高まっていた。そしてその不満が一気に爆発し、暴動は広がっていく。
映画『デトロイト(原題)』にはジョン・ボイエガをはじめ、『なんちゃって家族』のウィル・ポールター、ジョン・クラシンスキー、アンソニー・マッキー、ハンナ・マーレイなども出演。
キャスリン・ビグローが全米史上最悪の暴動事件を描く『デトロイト(原題)』は2017年8月4日全米公開。
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