2017年6月14日から日本で大回顧展がスタートするなど没後50年を過ぎて再び世界から注目される芸術家、アルベルト・ジャコメッティが最後の肖像画に挑んだ様子を描いた映画『Final Portrait』(原題)がキノフィルムズの配給で、2018 年1月よりTOHOシネマズシャンテ他にて全国順次公開されることが決定しました。
『Final Portrait』(原題)は『トランスフォーマー』シリーズ、 『プラダを着た悪魔』、近年では『美女と野獣』にも出演するスタンリー・トゥッチの5作目となる監督作。
スタンリー・トゥッチは10年以上前からジャコメッティをテーマにした脚本と取り組んでいて、昨年ついに念願叶って撮影が開始。
ジャコメッティ役には『シャイン』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したジェフリー・ラッシュ。そして彼のモデルとなるジェイムズ・ロード役を『ソーシャル・ネットワーク』、『コードネーム U.N.C.L.E.』のア ーミー・ハマーが務める。
『Final Portrait』 (原題)ストーリー
ジャコメッティが挑んだ最後の肖像画 そこには彼の人生が詰まっていた
1964 年、パリ。「肖像画のモデルになって欲しい」。ジャコメッティ(ジェフリー・ラッシュ)にそう頼まれ たアメリカ人青年のジェイムズ・ロード(アーミー・ハマー)は、喜んで引き受けた。しかし、すぐに終 わると言われた画の制作は、ジャコメッティの苦悩により、一日一日と伸びていく。そして、ロードは ジャコメッティの意外な顔を次々と見ることになるが…
アルベルト・ジャコメッティはスイス出身の芸術家で、主にシュルレアリスムの芸術家として知られるが、針金のように長く引き伸ばされた人物彫刻でも有名。没後50年が過ぎてもその人気は衰えず今年に入ってからもロンドンのテート・モダンや、カタールのドーハでは、親交のあったピカソ作品と共同で展覧会が開かれた。
そして日本でも6月14日から国立新美術館を皮切りに大回顧展がスタート。初期から晩年まで、彫刻、油彩、 素描、版画など、選りすぐりの約130点の作品が展示。
映画の予習にはもってこいのタイミングです。
そしてジャコメッティ最後の肖像『Final Portrait』(原題)は2018年1月より日本公開です。
ジャコメッティ展
6.14(水)~9.4(月) 国立新美術館
10.14(土)~12.24(日)豊田市美術館
ジャコメッティの代表的な彫刻が集結した大回顧展。
南フランスにあるマーグ財団美術館のコレクションを中心に、初期から晩年まで、 彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの約 130 点の作品を展示。
ジャコメッティ展ホームページ: www.tbs.co.jp/giacometti2017/
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