第74回(2017)ゴールデングローブ賞の受賞作&受賞者が決定!
全米の映画賞の中でアカデミー賞に次ぐ注目度を誇るゴールデングローブ賞の受賞作&受賞者が発表となりました。
ハリウッド外国人映画記者クラブ(HFPA)の会員の投票で選定され、その受賞パーティの華やかさとアカデミー賞の前哨戦として世界中が注目するイベント。
ジミー・ファロンが司会を務める第74回(2017)ゴールデングローブ賞では本年度の映画賞レースを牽引するデミアン・チャゼル監督作『ラ・ラ・ランド』がコメディ/ミュージカル部門の作品賞・主演男優賞・主演女優賞、そして監督賞を含む7部門にノミネートされておりその受賞結果に注目が集まる。
他にもドラマ部門では『ラ・ラ・ランド』に次ぐ6部門でノミネートされたバリー・ジェンキンス監督の『ムーンライト』とケイシー・アフレック主演『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の対決からも目が離せない。
では主要映画部門受賞結果を見ていきましょう。星印がつけられている作品がゴールデングローブ賞の栄誉に輝いた受賞作&受賞者です。
「ドラマ部門」作品賞
『Hacksaw Ridge』
『最後の追跡』
『LION/ライオン』
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
『ムーンライト』★
「ドラマ部門」女優賞
エイミー・アダムズ『メッセージ』
ジェシカ・チャステイン『MISS SLOANE』
イザベル・ユペール『ELLE』★
ルース・ネッガ 『ラビング 愛という名前のふたり』
ナタリー・ポートマン 『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
「ドラマ部門」男優賞
ケイシー・アフレック 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』★
ジョエル・エドガートン 『ラビング 愛という名前のふたり』
アンドリュー・ガーフィールド 『Hacksaw Ridge』
ヴィゴ・モーテンセン 『はじまりへの旅』
デンゼル・ワシントン 『Fences』
「コメディ・ミュージカル部門」作品賞
『20th Century Women』
『デッドプール』
『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』
『ラ・ラ・ランド』★
『シング・ストリート 未来へのうた』
「コメディ・ミュージカル部門」女優賞
アネット・ベニング 『20th Century Women』
リリー・コリンズ 『Rules Don’t Apply』
ヘイリー・スタインフェルド 『The Edge of Seventeen』
エマ・ストーン 『ラ・ラ・ランド』★
メリル・ストリープ 『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』
「コメディ・ミュージカル部門」男優賞
コリン・ファレル『ロブスター』
ライアン・ゴズリング『ラ・ラ・ランド』★
ヒュー・グラント『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』
ジョナ・ヒル『War Dogs』
ライアン・レイノルズ『デッドプール』
助演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス『Fences』★
ナオミ・ハリス『ムーンライト』
ニコール・キッドマン『LION/ライオン』
オクタヴィア・スペンサー『Hidden Figures』
ミシェル・ウィリアムズ『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
助演男優賞
マハーシャラ・アリ『ムーンライト』
ジェフ・ブリッジズ『最後の追跡』
サイモン・ヘルバーグ『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』
デヴ・パテル『LION/ライオン』
アーロン・テイラー=ジョンソン『Nocturnal Animals』★
アニメ作品賞
『Kubo and The Two Strings』
『モアナと伝説の海』
『My Life As a Zucchini』
『シング/SING』
『ズートピア』★
監督賞
デミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』★
トム・フォード 『Nocturnal Animals』
メル・ギブソン『Hacksaw Ridge』
バリー・ジェンキンス『ムーンライト』
ケネス・ロナーガン『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
脚本賞
デミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』★
トム・フォード 『Nocturnal Animals』
バリー・ジェンキンス『ムーンライト』
ケネス・ロナーガン『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
テイラー・シェリダン『最後の追跡』
外国語映画賞
ディヴァイン(フランス)
Elle(フランス)★
Neruda(チリ)
The Salesman(イラン/フランス)
Toni Erdmann(ドイツ)
主題歌賞
“Can’t Stop the Feeling”『Trolls』
“City of Stars” 『ラ・ラ・ランド』
“Faith” 『SING シング』
“Gold” 『Gold』
“How Far I’ll Go”『モアナと伝説の海」
作曲賞
ニコラス・ブリテル『ムーンライト』
ジャスティン・ハーウィッツ『ラ・ラ・ランド』★
ヨハン・ヨハンソン『メッセージ』
ダスティン・オハロラン、ハウシュカ『ライオン/Lion』
ハンス・ジマー、ファレル・ウィリアムス、ベンジャミン・ウォールフィッシュ『Hidden Figures』
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ということで第74回(2017)ゴールデングローブ賞は例年よりもサプライズは控えめである一方、最多7部門でノミネートされていた『ラ・ラ・ランド』が圧巻の7冠を達成。一作品7部門受賞はゴールデングローブ史上最多受賞となりました。
『ラ・ラ・ランド』は2月24日に日本公開ですので、これは見逃せません。
そして次は2月26日のアカデミー賞。ゴールデングローブ賞で圧倒した『ラ・ラ・ランド』はその勢いのままオスカーでも旋風を起こすのか? それともアカデミー会員がひねくれ者精神を発揮するのか!
いずれにせよやはり大本命は『ラ・ラ・ランド』でしょう。
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