ロバート・レッドフォードが「何テイクもやり直すことに我慢できなくなってきた」として俳優業からの引退を検討! 監督業は継続の意向!
今年で80歳となるロバート・レッドフォードが俳優業からの引退を検討中であることが、Walker Art Centerでの彼の孫とのインタビューで明らかになった。
サンダンス映画祭の生みの親でもある彼も俳優デビューから55年となり、『明日に向かって撃て!』のサンダンス・キッド役からも47年が経過。現在でも俳優、監督、製作と多岐にわたって映画と関わっているが、寄る年波から俳優業を続けるのが困難な状況になっていることを告白しました。
「演じることが徐々に難しくなっている。私は短気な男だから、何テイクも繰り返すことが我慢できなくなってきた。80歳という年齢を考えると、誰かに頼らなくとも満足なんだ。これが自分で、これまでと何も変わらない。ちょっと落ち着いて自分が何をすべきか考えたい。だから俳優業から引退しようと考えている」
1980年に『普通の人々』でアカデミー賞監督賞を受賞したロバート・レッドフォードは数年に一作のテンポで監督作を送り出しているが、今後はそちらに一本化する意向のよう。一方で近年は『オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜』や『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『ロング・トレイル!』と俳優業も盛んだった。
現在ロバート・レッドフォードは俳優として参加予定の作品が2本控えている。一本はジェーン・フォンダと共演するシルバー・ラブストーリー『Our Souls at Night』と、もう一本はケイシー・アフレックとシシー・スペイクと共演する『Old Man with a Gun』。
「これらが終わった瞬間、オーケイと言うよ。それがサヨナラだ」
これまで俳優部門でのアカデミー賞受賞経験はないロバート・レッドフォードだが、それ以上に多くの役柄に強い印象を残している。サンダンス・キッドはもちろん、『スティング』のジョニー・フッカー、『大統領の陰謀』のウッドワード、『スニーカーズ』のビショップなどなど。
俳優業からの引退は寂しい気もするが本人はやりきった想いのようなので、これからの監督作品に期待したい。
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