世界から白地図がなくなり、グーグルアースによってくまなく見渡すことができるようになった現在でも、まだ我々の文明から隔絶された人々は、僅かながらも存在する。
南米のペルー国境に近いブラジルのアマゾンで撮られた写真が公開された。そこには近づいてくる飛行機に向けて木製の槍を差し向ける人々の姿が写されていた。
アマゾンの密林のなかで完全に孤立した環境で暮らす原住民たち。彼らはブラジル政府によって他からの接触を厳しく制限されており、その数は200名ほどと言われている。
彼らはピーナッツやバナナやトウモロコシなどの穀物を主食としており、家の屋根にはバナナの葉が使われている。
数年前にNHKスペシャルで放映され衝撃だったブラジルとヴェネズエラの国境付近に暮らすヤノマミ族のことを思い出す。こういった世界がまだどこかに存在するということの意味は、グローバリズムがもてはやされる現在だからこそ重要なのだと思う。決して手出しすることができない場所がどこかにあるということは、人間の想像力にも大きく影響しているように思うのだ。
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参照記事:Mail Online
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