2014年4月19日にアメリカのシャーロットで行われたブルース・スプリングスティーンのコンサートの一部が公開されており、最新アルバム「ハイ・ホープス」のなかの「The Wall」を歌い上げるシーンが、とにかく泣かせるものでしたのでご紹介します。
『The Wall』を歌い上げる前に、ボスはベトナム戦争で死んだ二人の友人について語ります。彼らは若い頃にボスに音楽を教えた兄貴のような存在であり、最初のロックスターでもあったが、19歳くらいの時にベトナムで戦死します。この曲はそういった出来事にインスパイアされたとのこと。こういった裏側を知ってこの『The Wall』を聞くと本当に泣けます。
▼ブルース・スプリングスティーン『The Wall』▼
いつも戦争と隣り合わせの国アメリカに対して、愛するが故の静かな怒りや悲しみを歌い上げた名曲。ブルース・スプリングスティーンを拳を突き上げてアメリカ讃歌を叫ぶ保守的なミュージシャンと未だに信じている日本人が結構多いですが、それはレーガン政権の印象操作の結果であり、彼はいつだって戦争や体制の犠牲者のために歌い続けています。
このアルバムは名盤です。
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参照記事:Rolling Stones
『The Wall』歌詞と解説ページ(英文):www.springsteenlyrics.com
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