レイ・ブラッドベリが1953年に発表したSF小説『華氏451度』をアメリカのケーブルTV局HBOが映画化することが判明。監督にはリーマンショックの現実を民衆側から描いた『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』のラミン・バーラニ。
『華氏451度』をHBOが映画化
本の所持が禁止された密告社会の無感覚さを描いたレイ・ブラッドベリ 原作の傑作SF小説『華氏451度』が、アンドリュー・ガーフィールド主演『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』のラミン・バーラニ監督によって映画化されることが決定しました。
ディストピア小説の金字塔で、1966年にはフランソワ・トリュフォー監督によって映画化され、2002年のクリスチャン・ベイル主演『リベリオン』の原案ともなった作品。
製作するのはアメリカのケーブルテレビ局HBOで、監督・脚本・製作総指揮を担当するのがラミン・バーラニということなのだが、ずっと『華氏451度』の映画化を目指していたフランク・ダラポンはどうなってしまうのか?
レイ・ブラッドベリのファンも、そしてフランク・ダラポンの信奉者(どちらも筆者)も期待していた企画なのに、これでご破算となってしまうのか。それとも『ジャングル・ブック』がジョン・ファブロー版とアンディ・サーキス版の二つが作られるように、『華氏451度』もHBO版とダラポン版が作られるのか。一時はトム・ハンクスの主演が伝えられていただけにその後が気になる。
ラミン・バーラニ監督の『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』は絶品の社会派ドラマだっただけに彼がメガホンをとる『華氏451度』にも期待してしまうのだが、それでもやはりダラポンだろう。
嬉しいようなモヤモヤするような微妙な感覚なのだがそんな時はこんな曲でも聞いて気を紛らわせよう。
[ad#ad-pc]
コメント