全米公開が2014年の5月16日、日本公開が7月25日(なんで同時公開じゃないんだ!)に決定し、トレーラー映像も公開された新作『ゴジラ/Godzilla』。世界中のファンの半信半疑だった期待も、ここへ来て一気に好意的なものに変わっています。ここいらでちょっと情報をまとめておきましょう。
【製作陣、及び出演者】
・監督=ギャレス・エドワーズ
『ゴジラ/Godzilla』の映画化の話が出始めた2010年頃、まず最初に挙った名はギレルモ・デル・トロだったが自身がその噂を否定。後に、インディーズ映画『モンスターズ/地球外生命体』をスマッシュヒットさせたことでギャレス・エドワーズに白羽の矢が立つ。大作映画制作の経験がないことが懸念される。それでも前作のハリウッド版ゴジラの失敗を踏まえて、従来のゴジラ・レガシーを継承することを名言する。
・脚本=フランク・ダラボン
ギャレス・エドワーズの経験不足を補うために脚本担当に雇われたのが、フランク・ダラボン。『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』の監督としてだけでなく、脚本や脚本の手直しをするスクリプト・ドクターとしての裏方作業も得意とする、成功請負人。2013年初めにこの人選が発表されたことで期待感は一気に膨らむ。
・出演=アーロン・ジョンソン、ブライアン・クラストン、渡辺謙、ジュリエット・ピノシュ、宝田明
主演は『キック・アス』シリーズのリアル・へなちょこ・ヒーローを演じたアーロン。脇を固めるのは映画『Drive』やドラマ『ブレイキング・バッド』のブライアン・クラストン、フランスの名女優ジュリエット・ピノシュ。そして日本からは安定の渡辺謙に、カメオではファンを意識して宝田明の出演も決定している。
【情報、噂など】
・監督の方針として「徹底した現実路線」で製作しているとされ、脚本担当のダラボンもゴジラを「自然が生み出した脅威」として描き、原子爆弾とは違った「別の現代的な問題」を踏まえていると説明。
詳細に関しては分かりませんが、トレーラー映像を見る限り、渡辺謙が博士のような役どころのよう。日本の博士がゴジラ誕生の鍵を握り、尚かつ現代的な問題を扱っており、原子爆弾とは違う現実路線、となればやはり原発が関係するのか大変気になる。
・ワーナー・ブラザーズはゴジラ以外の怪獣として2体登場させる予定、と報じられる。
現在、こちらのサイト(www.godzilla-movies.com/)などでは最もアツく議論されているのが、このゴジラ以外の怪獣問題。その一体はM.U.T.Oと呼ばれる昆虫怪獣説が有力。また現在、非公認ながらもYouTubeではこのM.U.T.Oの名をとった研究機関から流出したとする映像もアップされており、憶測を呼んでいる。また『クローバーフィールド』で話題になったヴァイラル・キャンペーンの一環としてMUTO研究所のサイトがアップされています(www.mutoresearch.net/)。原発が関係するのはゴジラではなくM.U.T.Oかも?
・ゴジラが放射熱線を吐く?
個人的にかなり気になる話題です。公開された予告編では、ビルの側面に円形の大きな穴が開いているのが確認できます。これはゴジラによるアトミック・ブレスこと放射熱線が発せられた証拠ではないか、と議論されています。こういった伝統的なゴジラのギミックは諸刃の刃でもあり、古典ファンを喜ばせると同時にリアリティーを失いかねないものでもあります。このポイントをどうのようにコントロールするのか。
ということで公開までまだ半年近くあり、情報もかなり厳格に管理されていることからもなかなか確定情報が見当たりません。でもこうやって僅かな映像から、色々と想像するのが一番楽しいのかも。
個人的には、日本人としては微妙な問題かもしれないけど、やはり原発問題を組み入れているのかどうかが気になります。日本の原発問題は我々が思っている以上に外国では深刻に報じられています。 そもそもゴジラとは放射能という十字架を背負った生物ですので、今、ゴジラをハリウッドで制作するという意味と、原発問題は深い部分とリンクすると思います。
とにかく楽しみはつきません。それにしてもなぜこの映画が日米同時公開ではないのか!きっと待ちきれずに海外まで行くんだろうな。お金がないのに、、、
[ad#ad-2]
[ad#e-1]
[ad#ad-1]
[ad#ad-pc]
コメント