先日、明らかになったシルベスター・スタローンの『エクスペンダブルズ』シリーズからの離脱のニュースは、やはり「盟友」シュワルツェネッガーまで波及しました。
CGアクションの時代から取り残された「使い捨て」肉体派俳優たちのド派手な活躍を描き人気シリーズとなった『エクスペンダブルズ』だったが、これまで全作品の脚本を手がけてきたシルベスター・スタローンとシリーズを製作する「ニュー・イメージ/ミレニアム」の代表アヴィ・ラーナーとの間で意見の不一致が発生。特に「脚本」、「監督(選び)」、「(VFXなどを含む)作品の本質に関わる要素」の点でスタローンが不満を感じたとされている。
シリーズの生みの親であるスタローンの離脱は、彼に誘われる形で『エクスペンダブルズ』シリーズに参加した俳優たちにも影響を与えそうです。
そしてシリーズ第1作目からカメオ出演し、2作目から本格スポット参戦を果たしたアーノルド・シュワルツェネッガーはEWの取材に対し「スライ(スタローンの愛称)なしに『エクスペンダブルズ』はない。彼がいないのに私が出演することはない」とスタローンに続き『エクスペンダブルズ』シリーズから離脱を表明しました。
また「今年の8月から撮影を開始しようと言うのに脚本をまだ読んでいない。そもそも脚本が存在するのかすら疑わしいのに、彼らはこれまで通りにやろうとしている」とスタジオサイドを批判しました。
またはシュワルツェネッガーは『エクスペンダブルズ3』は部分的に不満足であるとし、最新作『エクスペンダブルズ4』についてはこのままではさらにマンネリが進むことも指摘している。
「シリーズの最初と2作目は素晴らしかった。しかし3作目は、私の意見では特に私が登場するパートの脚本は不十分だった。我がことながら全然良くなかった。きっと他の人はそう思っていないのだろうけど、私自身が映画の価値を体現できていない。とは言ってもフランチャイズは好きなんだ。『エクスペンダブルズ』は特にね。だからこそスライが必要なんだ。もし彼のアイデアから素晴らしい脚本が送られてくるのなら、私は出演するかもしれないが、そうじゃないならNOだ。」
このシュワルツェネッガーの意見が全てではないでしょうか。
スタローンなしに『エクスペンダブルズ』をまとめられる人材なんてどこにもいません。
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