日々活発に行き交う映画情報の中には、「ホントかよー」と疑わずにはいられないニュースもあります。
特に日本の映画ファンにとって、ハリウッドで長く潜伏中とされる実写版『AKIRA』は「とても気になるけど、完成する気がしない企画」として半ば諦めた存在で、今回届けられた最新ニュースも、あくまで噂レベルのもの。
でも気になるんです。
AKIRA × ジョーダン・ピール?
今回のニュースはハリウッドの内情を伝える「The Tracking Board」が発端で、Colliderがそれを引用する形で報道しています。
映画関係者の話として、ワーナー・ブラザーズは実写版『AKIRA』の監督候補として『チャイルド44 森に消えた子供たち』『ライフ』のダニエル・エスピノーサや、『ライト/オフ』デヴィッド・F・サンドバーグ、ジャスティン・リンらと接触を持っているとされるが、ラスヴェガスで開催されていた「CinemaCon」では話題の低予算ホラー『Get Out』のジョーダン・ピールに強い関心を示したという。
ジョーダン・ピールは日本ではほとんど知られていませんが、キーガン=マイケル・キーとコンビを組むテレビ番組『キー・アンド・ピール』で知られる大人気コメディアン。一方で映画監督としてはホラー映画『Get Out』を手がけ、500万ドルほどの低予算でありながら1.5億ドル以上の興収を記録するなどマルチに大活躍。
というのは報道の概要ですが、すごく場当たり的ですよね。
『ライト/オフ』がヒットすればデヴィッド・F・サンドバーグ、『Get Out』が大ヒットすればジョーダン・ピール、、、という感じで手当たり次第にホラー・スリラー系監督をナンパしているような感じです。
そして当初は監督候補に名を連ねていたA級候補たちは完全にリストから外れ、「低予算」「コストパフォーマンス」といった要素が監督選びの重要ポイントにシフトされたことは間違いないようです。
でも低予算の『AKIRA』なら『クロニクル』という傑作があるんですよね。
本当にどうなるんでしょうか。
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