2014年版『ゴジラ』の2012年段階初期草稿ではゴジラの体長は180メートルを超えていたことが判明。また劇中に登場したムートーとは違うデザインや、初期段階のブロディ家の家族構成にも注目です。
2012年段階の『ゴジラ』の脚本内容が判明!
ここ最近『ゴジラ』関連のニュースは全く聞こえてこず、マーベルやDC関連の話題で持ちきりだったわけですが、ゴジラに特化したサイト「WIKIZILLA」に撮影前の初期草稿が掲載されました。これはお宝もんです。
2012年6月に脚本家のデイヴィッド・キャラハム、デヴィッド・S・ゴイヤー、マックス・ボレンスタインの3名がレジェンダリー・ピクチャーズに提出した草稿の内容となっています。
下記に本編の相違点を箇条書きにしています。尚、これより2014年『ゴジラ』のネタバレも含みます。未鑑賞の方はいい加減レンタルくらいしてください。
2012年段階の『ゴジラ』脚本と本編との相違点
- 核実験の描写が物語の最初に位置していた。
- セリザワ博士は10年前に、フィリピンではなくロシアのシベリアにあるクラスノカメンスクを訪れる
- そこで「ステイブラー博士/Dr. Stabler」がセリザワ博士とグラハム博士(サリー・ホーキンス)を迎える
- 芹沢猪四郎博士は当初「ホンダ」と呼ばれていた
- ヴィヴィアン・グラハム博士は草稿段階では登場していない
- フィリピンで発見されたゴジラの骨やムートーのさなぎの代わりに、氷漬けになったゴジラとムートーが発見されていた
- フォード・ブロディ(アーロン・テイラー=ジョンソン)はフォード・マドックス(Ford Maddox)となっており、事故で母が死ぬ時は小学生ではなく18歳で大学進学直前の設定だった
- エル・ブロディ(エリザベス・オルセン:フォードの妻)はフォードの13歳年上の姉という設定だった
- ジョー・ブロディ(ブライアン・クランストン)は40歳で、フォードやエルの義理の父という設定だった
- ジャンジラは当初、北海道の積丹半島の予定だった
- ムートーのオスは北海道とかけて「ホクムトー」で、メスは「フェムトー」と呼ばれていた
- ゴジラの体長は600フィート=182メートルという設定だった
- ゴジラの放射熱線は当初は最初にオスのムートーに使用する予定だった
- ムートーのメスのみが電磁パルスを発することができ、接近するとゴジラの熱線は無効になるという設定だった
- クライマックス、ゴジラがメスのムートーの口に熱線を押し込む代わりに、かぎ爪で首を跳ね飛ばす予定だった
ということで家族構成や名前、そしてゴジラの体長など違いが結構あります。またムートーの初期段階のスケッチや3Dスケールが公開されています。
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初期段階ムートーのギャラリー
まだムートーの存在が明かされる前に、甲殻類のような怪獣が用意されていると噂になっていましたが、おそらくその出処はこのムートースケッチでしょう。メスに関しては昆虫というよりヤドカリに近いですね。
目下東宝『ゴジラ』復活に向けた撮影が行われている最中ですが、なかなか情報が伝わってこずもどかしいですね。2016年夏公開ならばハリウッド感覚ではそろそろ予告編に心を整えているころなんですが、そこは庵野監督作品ということでちょっとした遅れも仕方ないのかもしれません。
今回この情報を伝えてくれたのは英語版「WIKIZILLA」というサイトですが、日本語版もありますので時間のある方は情報強化および編集にお力添えを。
参照サイト:WIKIZILLA/日本語版ゴジラWiki
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