正式に『エイリアン』最新作を監督すると発表した『第9地区』のニール・ブロムカンプが内容について、「過去作との遺伝上の兄弟」であり「フロイト的悪夢」を描くと語る。
『第9地区』の監督で最新作『チャッピー』の公開を控えたニール・ブロムカンプが、先日公表された『エイリアン』最新作を監督する話題(『第9地区』ニール・ブロムカンプ監督の次回作は『エイリアン』に決定!?)について初めて公に語った。
僕はこの映画を文字通り『エイリアン2』の遺伝上の兄弟として描きたいんだ。『エイリアン』や『エイリアン2』の その後を描くような映画にね。
ニール・ブロムカンプ監督は、デイヴィッド・フィンチャーが監督した『エイリアン3』やジャン=ピエール・ジュネの『エイリアン4』をあまり好んでいないのでしょう。そして「悪夢」的な要素を強調したいようです。
それはフロイト的な悪夢なんだ。エイリアンのこの悪夢的要素を僕は気に入っていて、観客を座席の淵へと追いやるような、「モンスターの付きまとい」や「暗い廊下」といった伝統的なことをしたいんだ。そしてそういった要素とエイリアンの生命サイクルが混じり合った時、僕にとっての創造的な火薬庫が出来上がるんだ。
とにかく観客を緊張感を強いるような映画を撮りたいということでしょうか。あとはプロデューサーとして参加することが伝えられているリドリー・スコットの世界観との兼ね合いさえ上手くいけば、興味深い『エイリアン』が観られることになりそうです。
公開予定などはまだ伝えられていませんが、ブロムカンプ監督の『チャッピー』に次ぐ作品となることからもこれから2016年前半には撮影が開始されると見られています。これは楽しみです。
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参照記事:COLLIDER
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