クラウドファンディングで作れらた話題となった短編SF『Sundays』の映画化権をワーナー・ブラザーズが落札!これは新しい映画の製作方法となるか!
クラウドファンディングの「キックスター」を通じて資金を集めて作られたミスカ・ロゼマ監督によるSF短編映画『Sundays』の長編映画化権をソニーやFOXなどとの競合の末に、ワーナー・ブラザーズが落札した。
まずは「キックスター」を通じて5万ドルを集めて作られた14分ほどの短編『Sundays』をごらんください。クオリティに驚くことでしょう。
▼『Sundays』▼
SUNDAYS from PostPanic on Vimeo.
あらすじ:ベンにとって世界の終わりも悪夢のようにしか思えなかった。過去の記憶も自分のものではないように感じている。ベンはイザベルという、彼がただ一人愛した女性を思い出していた。そして彼女がもうここにいないことも知っている。実存的な混沌への転落と絶望は、真実がはじめることを必要としていた。
混乱した近未来を映画いたSF作品という面持ちです。これがたった5万ドルで作られたとはなかなか信じがたいほどの出来栄え。
そしてより興味深いのはこれまではプロデューサーの存在に多くを依存していた映画の資金集めの過程で、まず少額の資金で短編を作り、それを元手に映画会社が映画化権を取得するという新しい潮流が確立しつつあることです。先日、本サイトでもお伝えした『リヴァイアサン』も、話題となった短編映像から長編企画が始動しています。
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日本でもクラウドファンディングを利用した小規模映画の資金集めはよく聞きますが、今後その流れが大作映画にまで行き着けば、野心的な若い映画製作者の活躍の場がより広がることとなるのかもしれません。
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参照記事:DEADLINE
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