インドネシアでの虐殺をその行為者側から描いた『アクト・オブ・キリング』を被害者側から描いた『ルック・オブ・サイレンス』の予告編が公開!
2014年に日本公開された衝撃のドキュメンタリー『アクト・オブ・キリング』の被害者視点バージョンとなる『ルック・オブ・サイレンス』の最新予告編が公開されました。
▼『ルック・オブ・サイレンス』の予告編▼
監督のジョシュア・オッペンハイマーは元々はインドネシアの虐殺事件を被害者視点で描くつもりでしたが、取材の過程で虐殺の行為者たちが進んでインタビューを引き受けることから、彼らにその行為の再現を依頼することで製作されたのが『アクト・オブ・キリング』でしたが、最新作となる『ルック・オブ・サイレンス』では息子を虐殺された家族の視点から描くことになります。予告編の冒頭、息子を殺された母親に投げかけられた「我が子を殺した人々に囲まれて暮らす気持ちはどう?」という質問が作品のテーマとなっているようです。
『アクト・オブ・キリング』では英雄的行為と国内では解釈されていた共産主義者弾圧の歴史が、その行為者らの再現によって事件に対する認識の揺らぎを収めた作品でしたが、本作では被害者の遺族と加害者の対話も描かれます。
この夏全米公開予定。
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参照記事:COLLIDER
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