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映画『ワンダーウーマン』オスカー受賞に向けてワーナー・ブラザーズがキャンペーン実施へ!

Wonder woman patty jenkins social

多くのブロックバスター続編を蹴散らして、2017年夏の全米興収トップにまで躍り出た映画『ワンダーウーマン』の次なるターゲットがアカデミー賞に設定されたことをVarietyが報じています。

報道では製作するワーナー・ブラザーズは『ワンダーウーマン』にアカデミー賞の監督賞、そして作品賞を与えるべくキャンペーンを開始することを決定したとし、アメコミ映画初の作品賞戴冠を目指すという。

ワーナーのスポークスマンは回答を控えているが、『ダークナイト』で論争にもなった「優れたアメコミ映画」の扱いについて一石を投じることになりそう。

2009年にはクリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト』が作品賞ノミネートから脱落したことをきっかけに、ジャンル差別ともいうべきアカデミー賞の慣習が破られ、翌年より作品賞は最大10作品までノミネート可能になり、ひいては『マッドマックス/怒りのデス・ロード』快進撃のきっかけともなった。しかし『ゼロ・グラヴィティ』や『オデッセイ』のような作品が賞賛されても、アメコミ映画がオスカーで存在感を発揮することなかった。

今年は『ワンダーウーマン』以外にもクリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』やドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作『ブレードランナー 2049』など「エンターテイメント作品」の枠に留まらない期待作が控えており、これらの作品もオスカーに食い込んでくる可能性もある。

しかも「オスカーは真っ白」騒動以降、アカデミー会員に多様性が求められており、その要求に答える形で2016年には683名、そして2017年には真田広之や菊地凛子や三池崇史らも含めた774名もの新会員が向かい入れられていて、アカデミー賞は改革も真っ只中

公開前はどうなるものかと心配された『ワンダーウーマン』ですが、このままアカデミー賞まで支配する可能性も。

第90回アカデミー賞は2018年3月4日に開催予定。注目です。

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