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全米Box Office(6/9-11):『ワンダーウーマン』がトム・クルーズ最新作を押しのけて2週連続首位!

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6/9-11の最新全米Box Officeは『ワンダーウーマン』が5718万ドルの興収で二週連続となる首位!

衝撃的なスクリーンデビューを果たしたガル・ガドット演じる『ワンダーウーマン』が公開二週目でも強敵を蹴散らして5718万ドルを稼いで首位を獲得しました。

DCEU作品では『BvS』や『スーサイド・スクワッド』など公開二週目で大幅な落ち込みを記録する作品が多いなか、『ワンダーウーマン』は先週から44%の落ち込みに留め、早速全米興収が2億ドルを突破しました。また全米を除く全世界でもすでに2億3020万ドルを稼いでいます

そしてDCEU作品の公開二週目興収としては『マン・オブ・スティール』(41.3万ドル)、『バットマン vs スーパーマン』(51.3万ドル)、『スーサイド・スクワッド』(43.5万ドル)を超えることに。しかもいずれもオープニング成績では『ワンダーウーマン』を上回っており、従来のDCファンとは違う客層の掘り起こしに成功。

大ヒット中『ワンダーウーマン』は日本では2017年8月25日公開

2位は3224万ドルのデビュー、トム・クルーズ主演『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』

2位に初登場ランクインしたのはトム・クルーズ主演『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』でした。ユニバーサルの新機軸「ダーク・ユニバース」の幕開けでもある本作でしたが、3224万ドルと期待はずれのオープニングに終わってしまいました。

批評家からは軒並み酷評を食らっており、その大半を要約すると「トム・クルーズがヒーローとヒロインと良い役全部を演じている」ということのようですが、逆に楽しみになってしまいます。

またミイラ映画の先輩でもあるブレンダン・フレイザー主演『ハムナプトラ』(43.4万ドル)、『ハムナプトラ2』(68/1万ドル)、だけじゃなくロック様主演のスピンオフ『スコーピオン・キング』(36万ドル)にも劣る全米オープニングとなってしまい、華やかに幕開けた「ダーク・ユニバース」はお先が心配になってしまいます。

しかし不思議なことに本作は海外ではトム・クルーズ作品史上最高のオープニングを記録しており、全米を除く国と地域ではすでに1.4億ドルを稼ぎ、全世界合計では1億7404万ドルと十分な数字となっています。実は以前からトム・クルーズの全米人気の翳りは指摘されていましたが、その一方で海外での人気は衰え知らずのようです。

トム・クルーズ主演『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』の日本公開は7月28日です。

3位は1230万ドルで『Captain Underpants: The First Epic Movie』

ドリームワークス最新アニメ『Captain Underpants: The First Epic Movie』は先週からワンランクダウンの1230万ドルで3位に。

デイヴ・ピルキー原作で日本でも『スーパーヒーロー・パンツマン』で知られる児童小説シリーズの映画化で、パンツを被って現れる小学生ヒーローコンビの活躍を描く。

声優としてケヴィン・ハート、『シリコンバレー』のトーマス・ミドルディッチ、『ハングオーバー! 』シリーズのエド・ヘルムズら声優として参加。

日本でも公開してほしいですね。

4位から10位まで

4位、『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』

5位、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

6位、『It Comes At Night』

7位、『ベイウォッチ』

8位、初『Megan Leavey』

9位、『エイリアン:コヴェナント』

10位、『Everything, Everything』

参照:Box Office Mojo

ということで『ワンダーウーマン』がトム・クルーズ最新作を押しのけて首位を堅持しました。結果的にユニバーサルは公開スケジュールを誤りましたね。しかも今週末にはピクサー最新作『カーズ3』という鉄板が登場し、その次は『トランスフォーマー』です。まだまだ映画の季節は続きます。

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