『スターウォーズ/ファントム・メナス』の監督を、スピルバーグ、ロバート・ゼメキス、そしてロン・ハワードの3人に依頼されていたことが判明。しかし3人とも「ルーカス、君がやれ」と断っていた。(なんでだよ!)
『スターウォーズ/ファントム・メナス』の監督はスピルバーグだったかも
最新作『白鯨との戦い』の公開を控えるロン・ハワード監督が1999年公開の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』に関する裏話をぶっちゃけてくれました。曰く、ルーカスから事前に監督へのオファーがあり、他にもスピルバーグやゼメキスに話があったそうです。
実はジョージ(・ルーカス)は『ファントム・メナス』を撮りたがった訳じゃないんだ。彼は、私の前にロバート・ゼメキスそしてスティーブン・スピルバーグに依頼していたことを話してくれたよ。私は第三候補だったんだ。そしてみんな同じ返答をしたんだ。「ジョージ、君が撮るべきだよ。」とね。誰もやりたがらなかったんだ。もちろん光栄なことだけど、色々と大変なことはわかっていたから。
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ロバート・ゼメキス版『ファントム・メナス』がよかった
1999年の大いなる失望を昨日のことのように覚えている身には、この話は感慨深いものがあります。というか映画を見終わった後、友人と散々ルーカスの悪口を言った後、ロバート・ゼメキスなら面白かったんじゃね、と話をしていたのです!(本当です)
だからなんだ、と言われれば、なんでもない、としか言いようがありませんが、2000年代はじめには失速したロバート・ゼメキスも90年代は『フォレスト・ガンプ』や『コンタクト』と「総合映画」とも言うべき興味深い作品を世に送り出していました。やりたいことが多すぎてとっ散らかってしまった印象の『ファントム・メナス』も彼ならうまくまとめられたんじゃないかと思ってしまいます。
ただスティーブン・スピルバーグに関しては最初から断られるのはわかっていての依頼だったでしょう。ゆえに、ゼメキスやロン・ハワードに監督を任せることは、案外ルーカスの本心だったのかもしれません。そう思うと、ルーカスだって色々大変だったんだろうなと優しくなれます。
それにしても『ザ ・ウォーク』のロバート・ゼメキス、そして『白鯨との戦い』のロン・ハワードと御大らがまだまだ元気でなによりです。『スターウォーズ/フォースの覚醒』と前後してこれらも楽しみです。
参照:collider.com/star-wars-episode-1-ron-howard-steven-spielberg-robert-zemeckis/
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