フィル・ロード&クリス・ミラー監督の電撃的解任劇のため空席となったハン・ソロ主役『スター・ウォーズ』スピンオフ監督に、『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』のロン・ハワードが就任することが決定しました。
そしてプロデューサーでルーカス・フィルム代表のキャスリーン・ケネディが声明を発表しています。
「ルーカス・フィルムは、40年前にジョージ・ルーカスが口火を切った物語を推し進めるためにも、あらゆる作品で観客に満足していただくべく高いゴールを設けています。その思いを前提に、タイトル未定のハン・ソロ主役作品の監督にロン・ハワードを迎えることを興奮を持ってお伝えします。素晴らしい脚本や並外れたキャストとクルー、そして素晴らしい作品を送り出すという絶対的義務を抱きつつ、7月10日に撮影を再開します」
Academy Award-winning filmmaker Ron Howard will assume directorial duties on the untitled Han Solo film. t.co/Ki04TAoKEe pic.twitter.com/7LvRyTUt6t
— Star Wars (@starwars) 2017年6月22日
電撃的な監督解任劇からわずか2日足らずでA級監督を引っ張ってこれるのも、さすが『スター・ウォーズ』です。
ということで大方の予想と期待通りロン・ハワードの『スター・ウォーズ』サーガへの参戦が決定しました。それにしてもキャスリーン・ケネディの声明にある「観客のため」や「絶対的義務」なんて大げさな表現は、政治家の釈明文みたいで嫌なもんです。
しかし現時点ではハン・ソロ主役『スター・ウォーズ』スピンオフ作品の「監督」としてクレジットされる権利は第一にフィル・ロード&クリス・ミラー監督が有しているとの報道もあり、ロン・ハワードの名前がクレジットにどう記載されるのかは現時点では不透明な状況。
2002年公開のめちゃくちゃSF映画『タイムマシン』では、当初は原作者H.G.ウェルズの曾孫サイモン・ウェルズが監督を務めるも、途中で事実上降板(体調不良と発表されたが作品を見れば解任としか思えない)し、急遽ピンチヒッターとして呼ばれた『ローン・レンジャー』ゴア・ヴァービンスキーは一切クレジットされなかったことを彷彿とさせます。
いずれにせよ本編のほとんどは撮影済みということで、通常の撮影スケジュール終了後には追加撮影も行われる予定。
いい加減正式タイトルを発表してほしいハン・ソロ主役『スター・ウォーズ』スピンオフはロン・ハワードを新監督に迎え、2018年5月25日全米公開予定です。
[ad#ad-pc]