『デッドプール』続編から前作監督ティム・ミラーが降板することが判明! 主演でもありプロデューサーでもあるライアン・レイノルズとの間で「制作上の意見の相違」があったため!!
「低予算」で「R指定」というハードルのなか、それを逆手のとって全世界が7億ドルを超えるメガヒットを記録した『デッドプール』の続編から、その立役者である監督ティム・ミラーが降板することが判明したとDeadlineが報じました。
すでに続編制作は水面下で進行しており、正式な契約は結んでいない状態ながら脚本作りにも参加していたティム・ミラー監督が急転直下の降板劇。一体何があったのでしょうか?
報道によると今回のティム・ミラー降板は友好的な結論だというが、『デッドプール』の顔とも言える主演のライアン・レイノルズとの間で「制作上の意見の相違」があったためだという。ライアン・レイノルズはただ「頭のイカれたスーパーヒーロー」を演じただけでなく、プロデューサーとしても関わっており、今後のフランチャイズの方向性についても主導的に意見する立場にある。
ということで俳優ライアン・レイノルズではなく、プロデューサーとしてのライアン・レイノルズとティム・ミラーの間で埋めがたい方向性の違いが明確になったようです。
予算が桁違いに少なかった『デッドプール』では、それでも作品を成立させるために、監督としてはほとんど無名ながらもVFXの専門家であったティム・ミラーに白羽の矢が立ったという経緯があったが、記録的メガヒットで予算上の心配がなくなった続編では、彼の特徴が前作ほど求められていなかったことが関係しているのかもしれない。
しかしこの決別はティム・ミラーにとっても決して悪い話ではなく、彼はFOXが製作するダニエル・スアーレス原作のベストセラー小説『Influx(インフラックス)』の映像化作品でメガホンを取る予定。原作者ダニエル・スアレースはITコンサルタント業に従事していた経験を駆使した「テクノスリラー」作品で人気を博し、マイケル・クライトンの後継者と言われるに注目の作家。脚本は『猿の惑星: 新世紀』のマーク・ボンバックが担当。
『デッドプール』で名を挙げたティム・ミラー監督にとっても確実なステップアップとなる。
そういった意味でも友好的な降板劇となった『デッドプール2』だが、2018年1月12日という続編の公開スケジュールにも影響がでるかもしれない。一体、イカれたスーパーヒーロー映画の続編を監督するのは誰になるのか? こちらも注目です。
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