2017年度アカデミー賞2部門でノミネートされた海洋ドラマの日本公開が2017年4月21日に迫る中、『ローン・サバイバー』でもマーク・ウォールバーグとタッグを組んだピーター・バーグ監督をはじめ、キャストやスタッフたちの本作への情熱を紹介するメイキング映像が解禁されました。
『バーニング・オーシャン』(原題『Deepwater Horizen』)は2010年メキシコ湾で実際に発生した史上最悪の人災「メキシコ湾原油流出事故」の経緯を、その後の報道では語られることのなかった施設内の作業員たちの姿を通して描き出す、実録海洋パニックドラマ。
2010年4月20日にメキシコ湾沖合80km、水深1,522mの海上で原油流出事故が発生。海底油田掘削作業中だった石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」は逆流した天然ガスが引火して大爆発、海底へ伸びる掘削パイプが折れて大量の原油がメキシコ湾へ流出した。原油の流出は87日間にもわたり、約78万キロリットルもの原油が海洋に流出した。
この前代未聞の大災害の原因となったのは、経費削減のため無理な作業進行や安全対策の不備など様々な人為的要因の積み重ねだった。
『バーニング・オーシャン』メイキング映像
ピーター・バーグ監督は「このような(実話を基にした)映画の場合、できるだけ史実に忠実にやりたいと思うものだ。これは全く異国のような世界だ。石油掘削リグが実際にどのように運営されているのか知らなかった」とリアリティにこだわって巨大施設を再現し、現場作業員を演じたディラン・オブライエンらは石油掘削のプロに直接指導されたという。
そして体を張った演技に挑戦したマーク・ウォールバーグも「掘削リグ上が130 ℃で、監督に機会あるごとに、吹き飛ばされようと構わない、と伝えた。それによって向上できるし、正しく表現するために必要なことなら何でもしたいから」と語っている。
本作には他にカート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、『メイズ・ランナー』ディラン・オブライエンも出演。
史上最悪の大惨事の裏側で被害の拡大を最小限に止めようとする現場作業員と彼らの決死の脱出を壮大なスケールで描いた海洋スペクタクル大作『バーニング・オーシャン』は2017年4月21日より全国ロードショー。
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