ベネディクト・カンバーバッチが第二次大戦中にマジックを駆使してナチスを翻弄した実在の英国人マジシャンを描いた『スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たち/The War Magician』の映画化に主演か。
ベネディクト・カンバーバッチがマジックでナチスを騙す?
邦訳を出版されているノンフィクション『スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たち/The War Magician』の映画化作品に『シャーロック』でおなじみのベネディクト・カンバーバッチが主演する可能性が報じられた。
原作は第二次大戦中にマジックを駆使してナチスドイツを翻弄した実在のマジシャン、ジャスパー・マスケリンを中心に動物行動学の教授や大工や漫画家など異能のメンバーたちの活躍を描いた実話。
過去にはトム・クルーズ主演で、『トゥルーマン・ショー』のピーター・ウィアー監督によって映画化を企画されたこともあるが頓挫していた。
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原作『スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たち』のあらすじ
第二次大戦時、奇想天外なトリックを駆使してドイツ軍を翻弄し、敗走に追い込んだイギリス人マジシャンが実在した。建築家、大工、画家、舞台技師など、優秀な技を持ちながらひと癖もふた癖もあるメンバーを集めてグループを結成し、想像を絶する一大イリュージョンを演出。夜間の空襲に悩まされるアレクサンドリア港を「移動」させたかと思えばスエズ運河を「消して」敵の目をくらませる。知られざる歴史上の人物を核に、個性豊かな仲間たちを配し、武器ならぬ頭で勝負の戦争を描いた痛快な歴史ノンフィクション。
参照:www.kashiwashobo.co.jp/cgi-bin/bookisbn.cgi?isbn=978-4-7601-4020-6
翻訳者が金原瑞人というからにはテンポのいい痛快作なのだろう。登場人物もマジシャンだけでなく動物行動学や大工など個性豊かで、ジョージ・クルーニー監督作『ミケランジェロ・プロジェクト』やアルドリッチ監督作『特攻大作戦』を彷彿とさせる、アクの強いプロたちがそれぞれの得意分野を駆使しして戦う痛快作となりそう。
カンバーバッチは主役のマジシャン、ジャスパー役を演じることが濃厚で、脚本には『スターウォーズ/ローグ・ワン』のゲイリー・ウィタが起用される予定だが、まだ監督は決まっていない。
なお、カンバーバッチは現在マーベルの『ドクター・ストレンジ』の撮影中で、近々『ズーランダー2』と『シャーロック』の劇場版が公開予定となっている。
あらすじを読むだけで面白そうな企画だけでに是非とも実現してほしい。
参照:variety.com/2015/film/news/benedict-cumberbatch-the-war-magician-1201656495/
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