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映画ジャーナル<ビーグル・ザ・ムービー>

『ターザン』のファースト・イメージが公開!

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『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・イェーツ監督による『ターザン』の映画化作品のファースト・イメージが公開。主演のターザン役にはアレクサンダー・スカルスガルド、ヒロインのジェーン役にはマーゴット・ロビー。

『ターザン(仮題)/The Legend of Tarzan』のファースト・イメージ

2016年公開予定のワーナー・ブラザーズによるエドガー・ライス・バローズ原作『ターザン』シリーズの映画化作品のファースト・イメージが公開されました。ジャングルの王者を演じるのはステラン・スカルスガルドの息子で『バトルシップ』でテイラー・キッチュの兄を演じたアレクサンダー・スカルスガルド。そしてヒロインのジェーンを演じるは『スーサイド・スクワッド』ではハーレー・クインを演じるマーゴット・ロビー。なんかムンムンしますね。

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『The Legend of Tarzan』について

これまでTVシリーズやアニメそして映画と幾度となく映像化されてきたエドガー・ライス・バローズ原作の『ターザン』シリーズだが、実は原作と映像作品との間には深い溝がある。原始への憧れとして強く逞しい無邪気な野生児というターザンのイメージは映像のなかだけで、原作では実はターザンは語学力に優れた博識で内向的な傾向すらあるキャラクターとして描かれている。

例外的な作品として1983年の『グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説』があるが、実は原作のテーマとはSFが本職のバローズらしい文明批判や、ルソーに代表されるような19世紀的ロマン主義の「高潔な野生/Noble Savage」といった考えが強く反映された社会的なもので、決して「アーアーアー」と叫ぶだけのアクション・ロマンではない。

2016年という時代に映画化されることを考えれば、これまでのような「野生と文明の運命的な出会い」みたいな飽き飽きする構図は取ってこず、ある程度原作のトーンを採用するものと考えられる。また原作からさらに一歩踏み込んで現代の植民地主義ともいえる「グローバリズム」についても描けるかもしれない。

また主演のアレクサンダー・スカルスガルドとマーゴット・ロビーの他に、クリストフ・ヴァルツやサミュエル・L・ジャクソンなども出演する。

全米公開は2016年7月1日を予定している。

参照collider.com/tarzan-images-alexander-skarsgard-margot-robbie/

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