ベルナルド・ベルトルッチ監督、『ラストタンゴ・イン・パリ』でのレイプ疑惑について「馬鹿げた誤解」と言及し、伝えていなかったのは「バターの使用」だったと釈明
2016年12月4日に本サイトで「ベルナルド・ベルトルッチ監督、『ラストタンゴ・イン・パリ』のセックスシーンは合意のないレイプだったと認める」というタイトルでお伝えした情報について、ベルナルド・ベルトルッチ監督が「馬鹿げた誤解」であると反論する内容の記事がDeadlineに掲載されました。
騒動の詳細については本記事では割愛しますが、要約すると今回の騒動の発端なった『ラストタンゴ・イン・パリ』での女優マリア・シュナイダーがマーロン・ブランドによって劇中でアナル・レイプされるシーンについて、レイプそのものの存在を隠したまま撮影中に強行したとされる疑惑を明確に否定し、事前に伝えていなかったのは「バターを使った」行為についてだと釈明しました。
現地イタリアの月曜日にベルナルド・ベルトルッチ監督が発表した声明では、「世界中に拡散している『ラストタンゴ・イン・パリ』についての馬鹿げた誤解について整理したいと考えます。数年前、フランスのシネマテークにおいて有名なバターのシーンに関する質問がありました。その際に、マーロン・ブランドとともにバターの使用についてはマリアに伝えないでおこうと決めたことを伝えた、と回答したと記憶しています。
我々はその不道徳な行為を通して彼女の自然発生的な反応を見たいと思いました。ここが誤解の部分です。伝えられたように、マリアがレイプシーンの存在について知らされていなかったということはありません。それは誤りです。
マリアは脚本を読んでおり、そこに書かれていることのすべてを知っていました。知らなかったことはバターのアイデアのみです」
騒動の発端となった一本のビデオのなかでは具体的に語られていなかった、ベルトルッチ監督が何をマリア・シュナイダーに伝えていなかったのか、という部分についての説明となりました。
以下の記事が今回の騒動の経緯となります。
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