R指定ながらも『デッドプール』が驚異的な売り上げを公開初日に記録しました。当初想定された6500万ドルというスタートラインを大幅に塗り替え、1億ドル越えの記録的なオープニング成績を残すことが確実な情勢に!
『デッドプール』がスゴイ!
製作費が5800万ドルで他のスーパーヒーロー映画と比べると桁違いの少なさながらも、その売り上げは他の大作映画にも負けないほどに大きく膨れ上がりそうです。
2月12日に全米公開された『デッドプール』は公開日となった金曜日だけで4750万ドルを稼ぎだし、オープニング成績として1億ドルを超える猛烈な大ヒットとなることが確実になりました。これはR指定映画としての歴代最高記録なのは当然として過去の『X-MEN』シリーズ作品としても最高のスタートとなるとんでもない記録なのです。
そもそも軽々と制作費を回収するヒットとなることは予想されていましたが、制作費が6000万ドル弱の映画が公開初日に制作費分を売り上げ、最初の週末だけで宣伝費などの諸経費分も稼ぐ勢いとなると、これはすごいの一言です。
これまで2月公開映画の公開初日の記録は『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の3020万ドルでしたが、まさに「血のバレンタイン」というほどに過激な『デッドプール』はそれを軽々超えて行ったわけです。
当初の予想では公開初週末は6000万ドルを一つのラインとして、そこから徐々に6500万ドル、7000万ドルと上昇していったのですが、蓋を開ければ週末3日間で1.05億ドルは確実に超えてくることが予想され1.2億ドルに達することも現実的になっています。また全米では月曜日もプレジデントデイで祝日なため数字の上乗せが期待できます。
FOXはこの大ヒットで『ファンタスティック・フォー』の大失敗も忘れることができるでしょう。
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繰り返しになりますが、『デッドプール』はR指定映画です。そしてこの『デッドプール』の大ヒットによって同日公開だった『ズーランダー2』は完全にスタート失敗してしまったくらいです。
何かと記録ずくめな『デッドプール』は日本では2016年6月に公開予定です。批評もなかなか好評のようなので楽しみです。
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