ルパート・サンダース監督がハリウッド実写版『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』について、「はじまりの物語(Origin)ではなく、誕生の物語(Birth)」と語る!
ハリウッド実写版『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』を監督するルパート・サンダースのインタビューがColliderに掲載されました。
ーースカーレット・ヨハンソンは冗談交じりにこれまでサイボーグやエイリアンを演じてきたことを話していたことは、彼女がそういったことをテーマに考察してきた証拠でもあります。作品やキャラクターを理解するうえで、彼女の経験から影響を受けましたか?
ルパート・サンダース:彼女にとってはとても難しいことだったと思う。役者がキャラクターを演じるうえでのいわゆる「演技」という行為を捨てなければならないからね。結果、彼女は静寂と現実的な雰囲気を役に持ち込んだ。実体のない精神、もしくは精神のない実体を演じてきたという彼女の経験は、少佐という役柄に大きな示唆を与えてくれた。彼女はそれを自分のなかに取り込んだようだ。声を聞くだけでに、作品の世界に連れて行かれる。まさにサイバーパンクの女王だよ。
ーー『攻殻機動隊』は巨大なフランチャイズで、そのなかから断片を取り出すことになると思います。近年のハリウッドの悪例として続編ありきの作品が多発していますが、本作は単独作なのでしょうか? ひとつのストーリーを描くのか、それとも続きありきなのか?
ルパート・サンダース:これははじまりの物語(an origin story)ではなく、誕生の物語(a birth story)だ。彼女が何者かになるというね。でも「ああ、神よ、もし人々が作品を気に入ってくれ、続編を作る必要が生まれるとするなら、どうすればいい?」とも考えたりもする。質問への答えとしては、本作は続編を必要とする作品ではなく、それ自身が美しい作品になる。でももし幸運にももう一本撮れるとするなら、、、、、まあ、とにかく主人公が死んで、はい終わり、というものではないよ。
続編ありきの作品ではないということですが、同時に「誕生の物語」ということはやはりその次も想定されているということでしょうか。
ハリウッド実写化となる『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』にはスカーレット・ヨハンソン以外にも、ピルウ・アスベック(バトー)、北野武(荒巻大輔)、マイケル・ピット(クゼ・ヒデオ)、北野武(荒巻大輔)、ジュリエット・ビノシュ(ドクター・オーレット)、桃井かおり、福島リラ、泉原豊らが出演。
草薙素子誕生の物語となる『ゴースト・イン・ザ・シェル/Ghost in the Shell』は全米では2017年3月31日、日本では17年4月に公開予定。
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