先日『エイリアン』のコンセプトアートを公開した『第9地区』監督のニール・ブロムカンプがその想いを語る。「ありえないことではない」
先日、突然に『エイリアン』のコンセプトアート数枚を投稿して話題になったニール・ブロムカンプ監督だったが、同時に映画化を断念する言葉がそこには添えられていた。
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今回、その経緯や『エイリアン』の映画化に関してブロムカンプ監督がインタビューに答えているので紹介する。
ちょっとした訳があるんだ。僕は『エイリアン』の映画を撮りたかったし、今も撮りたいと思っている。冗談みたいだけど、実現しても不思議じゃないと思うよ。でも、『エイリアン』のコンセプトに関しては全部自分ひとりでやったことなんだ。『チャッピー』(ブロムカンプ監督最新作)の撮影の合間の時間にひとりで始めた仕事で、なんというか、いつもそのことを考えていたんだ。『エイリアン』と『エイリアン2』は大好きな作品なんだよ。だから純粋に監督したかった。コンセプトアートとして紹介した以上のアイデアがあったし、FOXもそれ形にすることを望んでいた。だから手をつけ始めたんだけど、ちょっと手に負えなかったというか、これだけやってもし上手く行かなかったら僕はアイデアを出しただけになってしまう。でもやりきりかもしれない。わからないけど、今のところはそんな感じなんだ。
コンセプトアート公開時には「これ(エイリアン)に取り組んでいたんだけど、これ以上はないと思う。気に入っていたんだけど/Was working on this. Don’t think I am anymore. Love it though. #alien #xenomorph」と書き込んでいたブロムカンプ監督ですが、まだ可能性が残されているようです。
『エイリアン2』がリドリー・スコットからジェームズ・キャメロンの手に移って成功したように、『エイリアン』復活には新しい感性が必要とされているように思います。別に『プロメテウス』がダメだと言っているんじゃないですが、まあそんな感じです。
個人的には社会派SF作品を作っているニール・ブロムカンプがどう『エイリアン』を描くのか興味があります。なお、ニール・ブロムカンプ監督最新作『チャッピー』はロボットSF映画となっています。
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参照記事:COLLIDER
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