8/26〜8/28の全米Box Officeは話題の低予算ホラー『ドント・ブリーズ(原題)/Don’t Breathe』が2611万ドルのデビューで初登場首位を獲得!
今年のSXSWでのプレミア上映で話題となり、一般公開が待たれていたフェデ・アルバレス監督作『ドント・ブリーズ(原題)/Don’t Breathe』が2611万ドルという予想をはるかに超えるデビューで初登場首位を獲得しました。
制作費が1000万ドル(10億円)にも足りない低予算でもありながら、公開最初の週末でいきなり全経費を回収してしまうほどの勢いです。
『死霊のはらわた』リメイク版の監督に抜擢されたフェデ・アルバレス監督最新作で、盲目の元軍人の家に強盗に押し入った若者たちが経験する戦慄の恐怖。「盲目の元軍人」といっても美女と優雅にダンスを踊ったりするわけもなく、『アバター』で超体育会系軍人を演じたスティーヴン・ラングが楽勝気分で強盗にやってきた若者たちをあの手この手で殺りまくるようです。
スタジオが予想していた1100万ドルというオープニング成績を2倍以上上回る大ヒットを記録していることからも、今年の注目ホラーであることは間違いありません。
V4ならず! 『スーサイド・スクワッド』は1211万ドルで2位に転落!
公開4週目にして遂に『スーサイド・スクワッド』が首位を譲る渡すことになりました。
それでも全米では2.83億ドルを稼ぎ、DCEUの大黒柱『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の3.3億ドルに近づいていますが、全世界興行でも6.35億ドルとしていますが、こちらは『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の8.72億ドルには及びそうにありません。やはり中国での公開が実現しなかったことが響いています。
3位には『Kubo and the Two Strings』がランクアップ!
評価の高さが興行には影響せずに先週の初登場が4位に終わったライカ最新のストップモーション・アニメ『Kubo and the Two Strings』が790万ドルで3位にランクアップしました。
「Rotten tomatoes」では今月公開映画のなかではダントツの96%という批評家の支持と、観客からも90%を超える高い満足度を獲得しており、しぶとくランク上位に粘り、ロングヒットを目指したいところ。全米でヒットしないと日本公開も難しいと思われるので、ここはアメリカの皆さんに頑張ってもらいましょう。
4位は『ソーセージ・パーティ(原題)』(767万ドル:累計8000万ドル)
5位は『メカニック:ワールドミッション』(750万ドル:累計750万ドル)
6位は『ピートとドラゴン』(728万ドル:累計5471万ドル)
7位は『ウォー・ドッグズ(原題)/War Dogs』(723万ドル:累計2776万ドル)
8位は『Bad Moms』(577万ドル:累計9545万ドル)
9位は『ジェイソン・ボーン』(523万ドル:累計1.49億ドル)
10位は『ベン・ハー』(453万ドル:累計1955万ドル)
参照:www.boxofficemojo.com/weekend/chart/
ということで初登場5位となったジェイソン・ステイサム主演の『メカニック:ワールドミッション』ですが、こちらはVODでも同時配信しての結果ということです。大ヒットが見込めるような大作映画以外は、どんどんと配信対象となっていく傾向が強まっていますね。
夏も終わりを迎え劇場公開映画もずいぶんと小粒になっていきますが、のんびりと映画を楽しむにはいい季節とも言えます。今週末全米公開のウッッディ・アレン監督作、ジェシー・アイゼンバーグ&クリステン・スチュワート共演の『カフェ・ソサイエティ(原題)』なんてまさにそんな作品ではないでしょうか。
来週のBox Officeも注目です。
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