ビグミーチンパンジーとも呼ばれてたボノボは、知性の面では人間に最も動物とも考えられているが、BBCが公開したこの映像を見ると、頼りない都会人よりも「生きる」ということにおいてはボノボの方が賢いのではないかとさえ思えている。そこには薪を集め、火をおこし、そしてマシュマロを焼いて食べるボノボの姿が映されてる。
▼火をおこし、マシュマロを焼く、ボノボ▼
ボノボは様々な面で人間に近いとされており、数十メートルを二足歩行で移動したり、それまで人間だけだと考えられていた正常位での性交も確認されている。そして知性においてはチンパンジーのそれよりも高いと考えられており、映像にあるような薪を集め、マッチで火をおこし、マシュマロを焼くといった人間からの指示を理解し、アーケードゲームで有名な「パックマン」のルールを理解した上で遊ぶ姿も確認されている。
2011年に公開された『猿の惑星:創世記』では新薬実験のために驚異的な知性を発揮した猿たちが、理不尽な人間支配に対して革命を仕掛ける姿が描かれていた。猿の惑星そのものは人種間のパワーバランスを巡るメタファーとして語られることが多かったのだが、物語世界そのままに現実は追いつこうとしているのかもしれない。
ボノボは大変平和的な動物と言われているが、件の映画に出てくるシーザーも元は健気なお猿だったのだ。人間もあまり調子に載らない方がいいのだろう。
ちなみに新作『猿の惑星:新世紀』はこの秋に公開予定。面白そうですよ。
▼『猿の惑星:新世紀』予告編▼
[ad#ad-pc]
参照記事:BuzzFeed
コメント