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伝統への挑戦の記録『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』から冒頭映像5分が特別公開!

バンジャマン ミルピエ 2

『ブラック・スワン』の振付師バンジャマン・ミルピエがパリ・オペラ座の伝統と格式に挑んだドキュメンタリー『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』から冒頭映像5分が公開!

長年にわたりバレエの殿堂として最高峰の芸術を提供してきた「パリ・オペラ座」の芸術監督に最年少で抜擢されたバンジャマン・ミルピエ。ダーレン・アロノフスキー監督作『ブラック・スワン』では振付を担当し、その作品でアカデミー賞を受賞したナタリー・ポートマンの夫でもある彼が、パリ・オペラ座の分厚い伝統と格式に挑んだ40日間に迫ったドキュメンタリー『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』が、ついに日本公開。

12月23日に迫った公開に先駆けて、その冒頭映像5分間が公開されました。

史上最年少でパリ・オペラ座の芸術監督に抜擢されたミルピエが発表した新作「クリア、ラウド、ブライト、フォワード」上演の舞台裏を余すとこなく描き出す。

『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』冒頭映像5分

伝統的であるがゆえに現代的感覚とは離れたパリ・オペラ座の常識に、アメリカ的な感性で立ち向かっていくミルピエの挑戦。その日々から浮かび上がってくるのは、天才振付師ミルピエのイマジネーションを支える豊かな人間性だった。

本作の監督で撮影も担当したティエリー・デメジエールとアルバン・トゥルレーは次のように語っている。

パリ・オペラ座バレエ団の芸術監督として挑んだショーの創作を通して、バンジャマン・ミルピエに密着しました。このエネルギーに満ちた男は、振付作業、ダンサー達との関係、公演のマネジメントの裏側、何から何まで包み隠さず見せてくれました。我々は彼の作品のそれぞれのステージにおける創造過程、イマジネーションの道筋、野望を追いました。彼はカメラの前で疑念、進歩、発見、全てをさらけだしています。意識的か無意識的かに関わらず観客に映画の世界に没頭してほしいと願っています。決して語られることのなかったストーリー…偽りのない物語に飛び込んだという確かな感情に直面して欲しいのです。

その言葉通り、ミルピエはカメラの存在を意識するでもなく無視するわけでもない独特の距離感で、プレッシャーがのしかかる日々をさらけ出している。

バレエに関心がなくとも、ひとりの稀有な魅力を持った男の伝統への挑戦の記録としても本作はおすすめ。

映画『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』は、いよいよ12月23日(金・祝)より全国順次公開。

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ミルピエサブ1

©FALABRACKS,OPERA NATIONAL DE PARIS,UPSIDE DISTRIBUTION,BLUEMIND,2016

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